阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

カイシゼミナール公開授業「有馬トモユキのデザインプロセス」

how-to-design.room-composite.com

カイシトモヤ先生のゼミの公開授業に行ってきた。毎年所謂「二次元もの」のデザイナーの話を聞く授業で、一昨年くらいからずっとカイシ先生のファンの子と一緒に参加している。今年は有馬トモユキさん。確か去年のBALCOLONYの染谷洋平さんもそうだったんだけど、具体的なデザイン部分の話は変態的な作り込みにただただ圧倒され放題だった。その前段としての「そうしようと思った動機」の部分が特に刺激的で、聞いてるうちに自分の中でどんどんやりたいことや知りたいことが湧いてきてヤバかった。以下は誰かに読んでほしい記事じゃなくて自分用のメモになるのであんまり気にしないでください。


・個々のデザインを有機的に繋げて行って「一貫した体験」を作ること=デザインの機能
グラフィックデザインはいつか全部つながるというカイシ先生の持論を僕も指示してやまないけど、デザインを繋げて機能させる手法についに辿り着いてしまった感が凄い。今思えば僕もずっとやりたいことはそれだって思ってタイポグラフィ・サイン・インフォグラフィックスの分野にその片鱗があると感じて学んでたけど最終的に見えてきたソレはもっともっと有機的な何かだった。多分ブランディングをやりたいって簡単に言ってしまうクラスメイトたちの中にも同じことをしたがってた人がいるんじゃないかと今振り返ると思う。Apple的な一貫したデザインをやりたかったってことじゃないかと…あとはゲームもコントローラーを握ってる間はずっと「一貫した体験」の中にいる気がする。そうなるとアルドノア・ゼロとかが最終的にどれだけのことを制御下に置いてたのかの比較をする必要がありそう。いまのところ「一貫した体験」は一貫した体験としか呼称できないのか、具体化しないほうがいいと僕も思うけど

・「一貫した体験」を作ることはアルゴリズムにはおそらく不可能=未来に残る仕事である可能性が高い
例に漏れず仕事でAI関連の分野に触れると必ず未来になくなる仕事の話にぶち当たるんだけどそのたび言うてデザインの仕事はなくならんよねとは思うもののどういった仕事なら残るのかがわからなかった、答えのピースを手に入れた。その上で自分のいまの立ち位置を考えるとこのままではヤバい感もすっごく。

・自分たちの専門分野に歴史を意識すること、着目してるけど明文化されてない歴史がたくさんある
・歴史が理解できると文脈に沿ったものが作れるし有能
自分にとってどうだったかを掘り下げてくうちに見えてきた過去のことがたくさんあって、分析したことをブログに書くことがとても意味あることに思えてきた。僕にとってのシスプリとかSDガンダムとかドリキャスのソフトとか書きたいことが無限にあって多分全部ちゃんと意味ある。フォスフォフィライトか?

・こうあって欲しいと思うことを一つ一つ実装していく(原点)
・実現したいビジョンのために自分の能力を客観的に把握する(自分だけではできないことがあると理解する)
芦名佑介さんが言ってたのと同じ。有馬さんも自分にとっての原点はこれですというところから話をしていてその後全体通して共感値がものすごく高かった。後者は僕は全然できてなくてカッコつけるし見栄は張るし他人は信じないしで最悪。ほんとうに良くない。

・所属も立場も違うけど自分が好きな人と仕事をしたい
仕事となるとものすごく理想感が出てくるけど「合わない人は合わない」とするのはローリーさんのインタビューと同じで、マジックをやることで何か精度が高まっていくといいなと思った。割り切りというか。

・属人性とチームの力
どちらも非常に感じるところがあるもののうまく繋げられない。何でどうやってそれが作られてるのかを細部まで分解していく必要があると思う。0→1の凄さと1→100の凄さの違いと同じか?1を2にしていく瞬間をもっと意識しないとなのか。


前半の「一貫した体験」の事はすごく納得が行ったので仕事的現状把握と今後を考える必要あり。後半のチームでの運用に関しては仕事に繋げられないかわりにマジックの中でやってみたいことがあって、その為には何か具体的なビジョンが必要だけどすぐにはまだ怪しい。あと仲間の探し方聞いておけばよかった。きっとこの二つを有機的に結びつける何かが見つかると人生が超面白くなりそう。
人と会って話すのは利しかないから動いたほうが絶対いいなと確信を持ちつつ自分より頭の良い人の話を聞くと脳が活性化するなーと久々に思いました。おわり

堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』

by カエレバ

今回は全然どメジャーな漫画の話なんであんまり面白くならない可能性もあるんですけどそれはそれとして基本的には好きな漫画ですので好きな話をします。連載開始第1話を読んだ瞬間に衝動的にアンケハガキ書いて帰りにポストに入れて「この続きが読めない世界はクソだ!許されざる!!」って思ったんですけど無事そのまま雪だるま式に人気が出て毎週楽しみに読んでいる、単行本も勿論毎回買っていた…とここで過去形になるのが今回の記事で、1話を読んだときの初期衝動のまま話をずっと追っていたわけなんだけれども、それが突然別の目的に変わってしまった瞬間があって、言ってしまうとトガさん…トガヒミコさんが現れた瞬間に作品の見方が180°変わってしまった。忘れもせん深夜に高円寺のよほろ亭から青梅街道を歩いて実家の布団までの帰路、改装し終えてすぐのセブンイレブンでジャンプ0時売りしとったのを買って読みながら帰る中に荼毘とともに出てきたトガさんの、そのインパクトたるや。ちなみに僕はガチで好きな子ができると全部苗字にさん付けからスタートする気持ち悪いオタクです。急に名前とか失礼すぎるにもほどがあるだろ。距離感わかってないクソ野郎がつ、つ、付き合おうとかマジでクソだろ。そのくらいはマジで好き果てしなく好き。100点満点で3000点くらい好き。一緒に喫茶店行きたい(こういうところにセンスの無さが出ますね)。ただ、ただですよ、この僕のヒーローアカデミアという作品はもともと出久くんの頑張りをお母さんみたいに頑張れー!ウオオー!!っていう熱で読んでいたわけで言うならば正の読み方をずっとしていたわけで、それをお前急にさ、敵じゃんだって、敵連合じゃん、じゃあ今度から毎週敵を応援するのかってなるじゃんだって、ヒーローが負けて陵辱される瞬間をずっと期待して妄想して想像して毎週ジャンプ買うのかってなるのかって考えるともうこれ以上は読めなかった。出久くんが心ブチ折れて敵サイドでずっとトガさんに血を吸われ続けるけどもういいか一番大事な人を救い続けて生きていくんだからってなってる想像をしたら本誌は耐えても単行本はもう手に取れなかった。昔(恐竜が生きてる時代くらい昔です)苺ましまろを読んでたときに美羽のウザさがエスカレートしていって進学のタイミングで人間関係の構築につまづいて鬱になって部屋から出られなくなってみたいな展開を友達に嬉々として話したらガチのブロックをされたことがありその感覚を未だに引き摺っているような気がしている。この呪いはその後それらの交友関係が終了したのち蛸壷屋のけいおん同人誌やふじ・きりお先生のプリキュア同人誌(「つぼみ以前」)を読んでだいぶ緩和されたものの、それまでにこじらせた性癖と最強タッグを組んで僕のことを攻め続ける。そういう感じで引越しのときに単行本をよほろに全部あげて最終的にはよほろの生活費になったらしいと聞いてるけどジャンプ+の無料分で久しぶりに最初っから読んだら超〜〜面白くてセールでもないのにKindleで全巻買ってしまった。再来月に破産申請をする予定です。Amazonに殺される…。iPhone6の画面で久しぶりに会ったトガさんはねえ昔と同じで可愛かったけども、僕が単行本を買わなくなった間に絵描きの間でトガさんがそこそこブームになってトガさん好きや!って言いながら描いてる人が何人かいたんだけど、言うて僕はその人らの絵があんまり好きじゃなかったんで、そういった反動もあって昔ほどぐっと来ることはなかった。絵っていうかトガさんへの認識にどうにもならん差異があってキャラ的にはまだバックボーンなんにも語られてないキャラだから個人の想像でしかないんだけど巷で連続発生してる失血事件の容疑者なのに逃走向きの個性あるとはいえ悠々と逃げ切ってるくらいの知性のある子が口べちゃべちゃに汚してモノ食うかっつーんだよオイマジで。フジャッケンナフジャッケンナ!連続事件に大事なのは戦闘力より知能。言うてそこまで衝動的でないからこそステインに憧れて敵連合に来た的な感じだろそうだろ。オモコロのサイコパス診断ならトガさんは絶対ドリンクバーでアイスティーとか飲まないでしょうね。かといって何を飲むかと聞かれると意外と当てはまるのなくて難しいんですけど、僕はオレンジジュースか野菜ジュースを初手で飲むことが多いのでトガさんも同じだといいなあと思います。そもそもサイコパスではない可能性があるけどね、連続失血事件って殺してるのか殺してないのかよくわからないしな…でも「最後はいつも」って言ってるしな…。ここまで書いておいて何ですけど僕のヒーローアカデミアを読んだことないのにこの文章を読んでしまった人は多分僕のヒーローアカデミアを読まない方がいいです。必要以上に偏見が含まれすぎた…反省はしています。代わりに『6年3組のその後』を読んでください。オススメですよTHE DAY HAS COME。



6年3組のその後

decklog:6/11 BG Constrictor(Standard)

60 Mainboard Cards

4 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds》
6 《森/Forest》
4 《風切る泥沼/Hissing Quagmire》
5 《沼/Swamp》
22 Lands

4 《残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer》
2 《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》
4 《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
2 《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》
4 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
4 《巻きつき蛇/Winding Constrictor》
20 Creatures

4 《造反者の解放/Dissenter's Deliverance》
4 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《不帰+回帰/Never // Return》
4 《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》
1 《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope
3 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar》
18 Spells


15 Sideboard Cards
2 《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》
1 《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
2 《闇の掌握/Grasp of Darkness》
2 《没収/Dispossess》
1 《不帰+回帰/Never // Return》
4 《精神背信/Transgress the Mind》
1 《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope
2 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》


GPアムステルダムで優勝したLUKAS BLOHONのBGをそのまんま組んだ、あんなに悲しい思いをしたスタンダードを組んだのは急にらだがスタンやろうって言いだしたから。あと手放したバリスタを買わずに借りられたから…
スパー相手は二種のアモンケット神を入れたRGミッドレンジで、メインボードはいくら1マナサイクリングできるとはいえアーティファクト割るやつが腐りすぎて結構きついけどサイドのイシュカナと掌握が強すぎて割とどうにかなった
トラッカーが4入ってるぶんテンポでモリモリ攻めるというよりも盤面をじっくり作っていくのが得意でバリスタを10以上まで育てたりトラッカーをマリットレイジくらい大きくしたりと結構たのしかった
新カードだから購入せざるを得なかった不帰(かえらず)は裏面の回帰が超〜〜〜〜弱くてゾンビと当たらない限りは起動したら絶対ダメだなと思った、マジで英雄の破滅ほしい…
GP静岡の深い後悔の一つに「もしかしたら使うかも」つって買ったパーツを全然使わないで完全に腐らせるというのがあったので、買ったら使う、使わないなら買わないをもっと徹底したい
レガシージャンドもモダンのクソデッキもこんだけ楽しい中でまたスタンやるとか本当に意味不明なので必ずどれかが犠牲になるはずだし京都のためのリミテが既に面倒くさすぎてやりたくない、助けて欲しい


…っていうとこまで書いて火曜日に無事霊気池の驚異が無事に紙に戻りましたんでやる気が2%くらい戻りました。あと昨日の発表で来年ドミナリアに行ったり基本セットが出たりするらしいのでなんだかんだスタンもやりたいなという気持ちが少しずつ。基本セット超好き。ぱっと見強そうで頑張って使うんだけど弱いみたいなカードが沢山入っててドキドキする。MtGでドミナリアに行くっていうのはあれですよ5鍵の曲が全部リミックスで復活するとか、仮面ライダークウガが映画化みたいな感じです。当時のコンポーザーやオダギリジョーが出るかはわからないけどとにかくブチアガる。とにかく来年も楽しいマジックができるようで今から楽しみ。やっていきましょう。

プラスチック折り畳み式収納ケース4エッグホルダーキャリアオレンジ

SODIAL(R)プラスチック折り畳み式収納ケース4エッグホルダーキャリアオレンジ
by カエレバ

僕は卵がマジックザギャザリングの次に好きなので痩せたいとか筋肉つけたいとかの状態に関わらず出先でゆで卵を食べたいんですけど、職場でお昼に食べるときにジップロックに入れてたら微妙に浅くて割れた状態で持ち運んでてっていうのが今まで幾度となくあって1年以上経ってから遂に気づきましたね、意味ないって。絶対これ専用のケースあるぞって。プラスチックで周囲をガードさえしてくれればいいのでこんなん100均一に絶対あるやろと思って幾つか店を転々としたのにしかしこれが見つからない。なんで?ゆで卵食べたいだけなんだけど。キャンドゥとあと新宿二丁目の店員の愛想がビビるほどに悪い謎のお店しか見てないから?こういうときはAmazon。プライムにも加入したしどうせ200円くらいで買えるやろと思って見てみたがなんか妙に高い・600円くらいする・入れられる個数がまちまちの三重苦。なんで?日本ではバカの研究結果が長らく流布されてて卵を1日2個以上食べると血管が詰まって死ぬという話、僕も子供の頃から教わっていた世代。同じ境遇の人がたくさんいるせいもあるだろうか、入れられる個数がまちまちなのが一番頭を悩ませた。僕の理想は4つ。2個食べてインターバルあけて1個から2個食べたい。それを700円で6個とか可愛いけど1個しか入らないとかおいおいおいユーザーなめてんのか。なんで?ゆで卵食べたことないの?ある種の諦めを持ちながら上記の卵ケースを買いました。2個入って119円。これを2つ購入したのはいいもののなんかやたら届くのが遅い。GP神戸前に注文したのに届いたのが6月2週。なんで?仕方なくこの時期は外で味玉つけたりオムライス食べたりしてた。オムライス最高!ほんでこの商品の送料がなんらかのあれそれで無くなったので、届いた今はおかげさまで出先でモリモリゆで卵を食べています。届いたケースみたら中に柔らかい棘みたいなのが数本生えてて、蓋締めると卵をしっかり固定してくれるので専用のやつ買ってよかったなと思いました。ただこれめっちゃ開けづらい。簡単に開いてしまうよりはいいかもしれないけど普通に素手では開けられないみたいな止め方してるのでハサミとかプラスチックのカードみたいなの挟んでこじ開けてる。労力かかってるの無駄すぎるのでやめたい。ほんで一番何が怖いかってまったく同じ形状のものがいろんな販売会社から出品されてること。ひどくない?値段もまちまちだしそこまで需要のあるアイテムでもないからレビューも全然ないし超ヤクザだよ。ちなみにレビュー見てた感じだと普通に外でゆで卵食べたい僕みたいな人が買うんじゃなくてアウトドア・レジャーで卵持っていきたい人が買ってるっぽくて、つまりアウトドア用品のひとつなのでアウトドア用品店に行く方が安く買えるらしい。は〜〜目から鱗。正直値段もそうだけど性能も今ひとつ洗練されてなくてブルーオーシャン感ありませんか?本当は4つジャストで入れられるケースに3つゆで卵入れて1つ分の空きスペースに調味料を入れて持ち歩きたいのに、4つ入れがマジで一個もないのはアウトドア用品業界の怠慢じゃないの。てかみんな外でゆで卵食べないの?なんで?ゆで卵食べたいんだけど。煮卵のメンテが悪いラーメン屋で煮卵頼まないで持参したゆで卵入れて食べたいよ僕は。そういうことができる社会を目指して。政界入りを目指すときはこれだな。ブリングイッオンダウン。それではさようなら。

decklog:6/10 Jund(legacy)

Creatures (14)
4 Deathrite Shaman
3 Dark Confidant
4 Tarmogoyf
3 Bloodbraid Elf

Planeswalkers (3)
3 Liliana of the Veil

Spells (19)
2 Fatal Push
2 Lightning Bolt
4 Thoughtseize
2 Abrupt Decay
4 Hymn to Tourach
3 Punishing Fire
2 Kolaghan's Command

Enchantments (1)
1 Sylvan Library

Lands (23)
3 Badlands
3 Bayou
2 Bloodstained Mire
1 Forest
4 Grove of the Burnwillows
1 Swamp
4 Verdant Catacombs
3 Wasteland
2 Wooded Foothills

Sideboard (15)
2 Pithing Needle
2 Collective Brutality
1 Diabolic Edict
1 Golgari Charm
1 Chains of Mephistopheles
1 Engineered Plague
3 Trinisphere
4 Leyline of the Void
75 Cards Total


www.mtggoldfish.com
MOのLegacy Challengeの微妙めなスコアのやつをベースにサイドと土地を少し変えて回したやつ
久しぶりだったけどジャンドはやっぱり楽しい
奇跡がいたころはチャンドラで焼き切る必要があったけど、おらんくなったので血編みでバリューを盛る方向になってきている
予報先触れの奇跡がこれから増えよるならチャンドラに戻るかもしれん
元のサイドはMOらしい方向絞ってガッチリ固めたサイドで、基本的な部分は踏襲しつつフェアデッキ用のカードを少し散らしてみた
きぃさんのグリデルとスパーして使用感を確かめた、このマッチアップだと仕組まれた疫病は複数流せるときがあまりなくてほぼほぼゴルチャの下位互換だった
エルフやデスタクやマーフォークに刺さる方向のサイドだと思うけどもともと罰火の分有利な気もするし微妙
メインのFPは稲妻の枠を使って入れてたけど、稲妻であれば罰する火と合わせてアンコウが落とせるのに…とかライフ詰めれるのに…という瞬間が結構あってキレそうだった
レガシー環境で4マナ生物がどれだけ出てくるかって話で、衰微散らして取ってるほうがまだ良さそう
囲いとヒムをメインで4取ると、後半のトップの弱さに結構影響してきてメインはかなり噛み合いご期待ゲームになってしまう。その分ハマったとき強いけど
サイド後はフェアデッキには先手後手でハンデスパーツを入れたり抜いたり、アンフェアデッキには除去減らしてってすればいいので結構わかりやすい
力戦4取ってるとたぬきちのポックスリアニを2秒で黙らせられるのでよかった(普段超負けるから)
通常のリアニにも勝った試しがないので割り切りサイドの参考にとてもなる
三玉は本来はアメとげの枠だったんだけど持ってないしアメとげ高いし泣きそう
違いは続唱でめくれたスペルがほぼ唱えられなくなることのと重さ、あんまり実感ないけど、何のデッキに入れるかわかってないのもある
こう見るとメフィストフェレスはオシャレというかなんというか…アンフェア相手に8枚取ってるんですかという気もするけど…かっこいいからいいか♨

playlog:レギオンズ!スターターセット


ハートオブクラウンでおなじみのFLIPFLOPsの新作が単体売りのカードゲームでなくガチのトレーディングカードゲームボドゲユーザーを心底ビビらせた『レギオンズ!』、そのスターター(ミニデッキが2つ入ってる)でやっとこさ遊びましたんで以下雑感です。わざわざゲムマで先行販売してたのをきぃさんに買ってきてもらったのに普通に一般流通してからプレイしているんですが、今までビッグウェーブにちゃんと乗れたためしがないのでこんなんむしろ平常運転です。


legions.flipflops.jp
基本的なルールはスターターに入ってるのと同じクイックスタートガイドのpdfが公式サイトで見れるので暇な人は確認するといいでしょう。わからないなりに読むのも手です。以下はマジックとかハースストーンがそれなりわかる人向けに雑に書いていきます。



超簡単に言うとクリーチャー3枚のマジック/ハースストー

です。自ターンに攻撃対象を決めてP/Tをお互い減らすのは、どのミニオンに攻撃するかを選べる点でHSに近いですが、ターン終了時に蓄積したダメージが消えるのはマジック由来。3枚のどこに置くかで攻撃できる範囲も決まってくるんですが基本的に左右を広く殴れるので配置特化で協力なカードがない限りはあまり不自由しないように感じました。
そしてミニオンが出せる数が制限されているということはつまり、以下の2つのことが考えられます。

①毎ターンマナに沿った適正コストのカードを出すことが重要

盤面強度に換算できるカードが3枚しか出せないってことは1枚単位の負担が大きく、軽いカードよりも重いカードのほうが強いだろうと考えられます。初めたてのころのハースストーンやマジックのリミテッドも割とそうなりがちですけど、それよりもカード間のコスト差は激しいように感じました。
要因としてはマジックと同じでダメージを持ち越さないルールであることが一つあります。ハースストーンやシャドウバースなら、軽い挑発持ちを出して本体ダメージを軽減しつつ、2ターンかけて相手のデカブツをなんとか流すということができますが、ダメージが持ち越されないルールだとそのターンの間に相手の盤面を流さなければ不利になる一方で、そのためには2コス+2コスの組み合わせをアンロックするよりもこちらも適正コストのカードを使っていく方が手っ取り早い、という話です。プレイしたのがスターターなのでほぼバニラな基礎的なカードでしか遊んでないからかもしれませんし、キーワード能力がコストにどう換算されるか次第でもあるんですが、ハースストーンで言うチルウインドのイエティみたいな「適正コストのP/T比を持つ、少しだけタフネス寄りのバニラ」の硬さがとりあえずハンパないと感じました。
ちなみにこのゲームはマリガンがない代わりに、毎ターンの1ドローとは別に、手札から1枚捨てて山札から1枚引くという処理、いわゆるルーティングが毎ターンできます。毎ターン擬似2ドローってすごいなと最初は思ったんですが、ターンごとにうまくマナを使い切れないとズルズル押し込まれて負けという展開が多かったので、必要以上に展開の遅れが発生しないための救済措置なんだなと思っています*1

②4枚目を置くととても強い

つまりロードです。ロードというカードタイプは、リーダーの横に置く(中央にいるのと同じ扱いとなる)特殊なミニオンで、3体までしかミニオンが出せないというルールの中の「例外のルール」です。スターターとはいえ入っているカードはどれも超強力でした。死亡時に後述するWTに回されず死ぬと除外される、出せるようになるターンが遅い、場に出すと一時的に使えるマナが減る*2とデメリットもあるのですが、盤面へのインパクトが強すぎてそれどころではない。マジックでいうプレインズウォーカーみたいなものです。とはいえ相手もロードを使ってくる以上バランスブレイカーにはなりえませんが、カードの特性上あまりたくさんの種類が用意されなそうで、かつブースターでは高レアリティが与えられそうなことが一番気がかりです。複数引いても出せないし序盤手札で腐ることを考えると構築的な枚数制限はなさそうだしなあ…。
ちなみに赤のミニデッキに入ってる《座敷わらし『シノ』》はP/Tが0/3で盤面強度に換算できないのでちょっと使いづらく感じました。後述するWTを移動させるCIPミニオンではできない、WT1のカードを即座に使用可能にできる唯一無二の能力なので、構築次第で悪用できそうな気もするんですが…*3
逆にアーツは使いづらさが目立ちました。WTで使いまわせない除去かー、入れなくてもいいんじゃない?くらい。盤上がミニオンでほぼ埋まってスタンバイゾーンもだいたい埋まっているような終盤の押し込みに引くのがピッタリだとは思うものの、使用シーンが限られすぎててちょっと入れにくい気も。

ウェイトターン(WT)のシステム

ミニオン・スキル・ロード・アーツの4種類中、ミニオンとスキルにはWTが設定されていて、死んだり使い終えたカードは数ターン後にまたノーコストで使用可能になります。しかしミニオンに関しては前述の適正コストと盤面強度の問題があるので、何度も使い回す旨味は少ないように感じました。使いでがあるのはマジックで言うCIP、ハースストーンで言う雄叫び能力、つまり場に出た時に効果があるカードですね。もしくは速攻持ちのカードは使いやすかったです。
スキルに関しては、除去系のカードであれば盤面強度に貢献しない代わりに、コスト差を無視して相手の盤面を流せる唯一のカードになるので能動的に使いたいシーンが多かったです。《フレアランス》なんかはわかりやすく、スターターのミニデッキ同士の勝負だと緑デッキの《装甲巨人リノセロンテ》を1枚で流せるカードがこれしかないのでかなり積極的に使いたいと思うカードでした。サイズにある程度左右されない除去カードは殆どのデッキに積まれることになるんだろうなと。

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ちなみに双方のミニデッキにそれぞれ入ってるこのミニオンは同じ能力を持っているんですが、WT明けのデカブツを返しのターンで必ず除去して押さえつけたり、1ターン早く出してそのループから抜け出したりなど、お互い同等の展開になった後の消耗戦で非常に重要な1枚になりそうな気配があります。WT1のカードを動かせないあたりがとてもいい。独自システムをうまく利用するカードはかなり面白そうです。まあだいたい序盤から展開に差が出て負けがほとんどだったんでそんな効果的に使える盤面はあまりなかったんですけどね…

ミニデッキから見た色の差

スターターということもありミニオンは大してサイズ差なかったんですが、スペルには色の特性が出ているように感じました。

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赤のミニデッキに入っている、リーダーでアタックするこれらのカードですが、アタックという記述からてっきり疲労(タップ)するものだと思っていたら違ったみたいですね。どちらかというとマジックで言う格闘に近く、疲労なしで使用するたびダメージを与えていくという。ただしミニオンを対象にするとミニオンのパワー分ダメージが跳ね返ってくるのでほぼ使えず*4、中央ラインが空いてる時限定の本体火力と捉えるのが正解だと感じました。っていう認識であってるといいんですが。赤黄デッキにだけ右配置特化があって緑黒デッキにだけ中央配置特化があったからそういうことだよね…?*5
逆に緑黒のデッキの方は(ロードを除けば)速攻やリーダーアタックのカードがないので自分の盤面にミニオンを残さないと相手のライフが削れず、除去スキルを使って盤面を空けてはねじ込んでいく展開が多そうでした。ならばこそ相手とのコスト差がついてしまう展開が怖く、適正コストのカードを毎ターン展開できず動きがちぐはぐなままいいところなく負けという展開が多かったように感じます。
その色単体でできること・できないことを把握するにはまだまだ情報が足りないんですが、おそらく「4色あるから4タイプのデッキ」ではなく「4色のうち2色の組み合わせが6つあるから6タイプのデッキ」というゲームだと予想してます。2色の組み合わせの専用カードがこのスターターの時点で既にすごく際立ったデザインなので、多分そういう方向に個性を出していくと思います。何が言いたいかというとリーダーのキャラクターデザインに先に目を通しておいた方がいいということです。可愛いは正義!!!!つまり一言でまとめると

絵が可愛いのでこのゲームは最高

前述してきたことは本当は全部どうでもよくて実は結局ここに尽きるかもしれません。マジックもハースストーンも楽しいし辞められないんですが、半年くらいずっと遊んでると他に手をつけてるコンテンツがなくて、気がつくと反動で二次元の美少女コンテンツにどハマりするという状態に周期的になります。突然萌えスリーブを使いもしないのに買い込んだり急にソシャゲに課金したり、それはそれはひどい状態に陥ってきました。ちなみに去年は夏に突如ウィクロスを始めてデッキを2つ組み、GP千葉の練習時間を削るというクソ愚行を犯しまして冷静になった今はとても後悔しています。今年入ってからはそういうコンテンツが多分ニューダンガンロンパV3くらいしかなかった*6ので多分そろそろ反動くるなという気がしています。そこで言うとレギオンズ!は見ての通り十分すぎる萌えが襲いかかってくるコンテンツですので非常に期待が持てます。リーダーにめっちゃ好きな子がおるパターンか、使いでのいいミニオンやスキルに心底惚れるパターンもあります。瞬唱の魔道士のイラストがもし電位式錬金術師と逆だったら世界は大変なことになっていたでしょうね。

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今の所ではこの《アークエンジェル》がおでこを出していてかつドヤ顔で超エロいうえに、効果ダメージ無効の能力があるのにスターターの緑黒ミニデッキにはマイナス修正のカードが入ってて普通に無力というポジションの悪さが本当にたまりませんね。4/3/4バニラって考えたら超弱いので使わない可能性のが高いんですけどそれもまたよし。

あとは聞いたところだとレギオンズはリミテッド(未開封のブースターパックを使った遊び方)ができるそうなので、ブースターが発売したタイミングで1箱ほど遊んでみようかと思ってはいます。公式の大会の方もノリで申し込んではいるので当落待ちですね。ゲームのルール自体はヘビーなカードゲーマーからすると目新しさはあまりないかもしれませんが、対戦ゲームはやれることをやったもん勝ちですのでやれるひとはやっていきましょう。





とここまで一息で書いたところで公式にブースターのカードリストが公開されてることに気づきましたね。レアリティはスキルとミニオンがCとR、ロードとアーツはLとLRが割り振られています。1パックの内約はまだ謎なものの封入率次第では秒で撤退する可能性が出てきましたがそれなりやっていきましょう。やっていけるかな?ていうか公式のイベントってスイスラウンド→シングルエリミのガチ大会なんだ?23日発売のパックを24日に全部ダンタリオンドラフトで剥いて構築して25日に持っていくスケジュール感。大丈夫ですか?わかりません、やっていきましょう。

*1:後から開発されたマジック以外のTCGは殆ど2ドローのルールのものが多くて、新しいTCGが出るたびやっぱマジックってすげえなあと感じて絶頂していますがそれはまたいずれ

*2:挙動としてはオーバーロードよりも動き回るマナに近い

*3:店舗大会参加特典の黒のプロモが似たWT軽減の能力で、ダメージスペルは黒に多いらしいので…使い方が見えてきましたね?

*4:初期ライフ20のハースストーンで武器持ってミニオンを殴る想像をしてみてほしい

*5:公式のQ&A等を見る限りそういう認識で合ってるみたいです

*6:もともとそこまでキャラ萌えを激しく感じるコンテンツでもない