おふろcafe utatane
ofurocafe-utatane.com
特に予定はないけど家で作業しないといけない土曜の昼。前日に終電まで飲んで帰ってきて風呂も入らずにドロドロの状態だったので、リフレッシュも兼ねて行ってきました。
ure.pia.co.jp
ヨッピーさんの記事を昔読んで「キョエー!!絶対行く!!」って思ってたものの地味な遠さに二の足を踏み続けていて、「楽しい活動にリソース割いていく」の一環で行ってみることに。一人だけど楽しかったら今度友達誘えばいいし、フットワークは軽めに。
ちなみに第二候補である新宿のテルマー湯は1日いて2600円くらい。事前に調べたおふろcafeは1日1260円なので、杉並区某所からの電車賃を含むとだいたい同じくらいの金額。それならまあええかと。
行ってみる
電車で1時間くらい揺られて大宮。移動中はずっとジャンプ+の銀魂(今月は1話〜200話まで無料)を読んでたのですぐでした。話数が進むにつれてセリフの文字がどんどん小さくなって超読みづらいよ〜。
大宮からはシャトルバス的なやつも出てると見せかけて日中は走ってなかったので、ローカル線に乗るついでに一旦大宮のカードショップを物色するも無が転がっていました。ホビステは小・中学生が多くていいですね。未来がある。
鉄道博物館駅までちょっといいモノレールみたいのに乗って一駅、一緒に降りた家族連れはみ〜んな鉄道博物館の方に吸い込まれて、10分くらい線路沿いを歩いたんですが天気も相まって退廃的な空気感が凄かったです。こういうのをディストピアって言うんだと思ってたけど違うらしいですね(最近のネットの話題)。
入り口こんなでした。線路の下の敷地を縦長に使っている施設みたいです。ちなみに近くにはファミマとデカいパチスロ屋しかなかったです。
中に入ると支払い用のリストバンド(昔アキバで東京レジャーランドがオープンしたときにあった後払い用のやつ)と館内着とタオルのセットを渡されてすぐ入館。思ってたより狭いというか人がかなりいっぱいいる…親子連れよりもカップルが多そうに見える。うっすら嫌な予感がしながら一旦風呂へ。
ふろ
設備は綺麗でしたが長居前提という感じで温度は全体的に低めでした。ヨッピーさんの記事の通りナトリウムの含有量が高くてずっといると芯まであったまるような感じがします。端にテーブルと椅子があってボードゲームが遊べるとこがありましたが子供が二人でずっとオセロやってていい感じでした。未来がある。
綺麗になったとこで作業モチベが戻ってきたので、出て作業スペースへ。
館内
自由に使えるマックでずっとヘッドホンしたままインターネットしてる男子小学生、館内着のままレポートを書いてる女子高校生、あとは全部カップルです。作業スペースは電源が使えるので充電しながらスマホで動画を見るカップル、横に向けてなんらかのリズムゲーをプレイするカップル、ハンモックにカップル、うたたねゾーンにカップル、レストランスペースでくつろぐカップル、ロフトゾーンにはガチで添い寝するカップルしかいませんでした。だいたいこのあたりで精神的には握りつぶすと目が飛び出すキーホルダーみたいな感じになっています。コミックスのある棚の近くの椅子とか「ちょっと座っててもいいですよ」みたいなエリアにコミックスに没頭する独り身の男性、そしてその隣にカップル。窓の外には埼玉新都市交通伊奈線の高架下の空き地に鬱蒼と茂る草と曇り空。滅びゆく世界で最後に残されたシェルターで細々と暮らす人々を想像しました。一刻も早く「外は危険だが文明が残っているはずだ!」って若い衆を先導してそのまま未知の生物に遭遇して全滅したい気持ちです。一言で言えば帰りたかったです。
ちなみにあんまり広くない施設なので親子連れも、子供には漫画かインターネットを与えて放置しつつ親はゆっくりマッサージ(か、もしかしたら外のパチンコ)という択が取れるみたいでした。少年がだらっと館内着でNARUTOを読んでるのは良いです。世界一良い。
クソデカため息が止まりませんが気を取り直してwifi使って作業。下に二人弟がいて一人はバンドマンでもう一人はパリピ。パリピの方に頼まれた仕事でSoundCloudでEDMを聞きながら黙々とイラレをパチパチやっていきます。なんやかんやで4時間くらい作業して、一回風呂に入り直して帰りました。wifiが切れたりはなかったしそれなり捗りましたが隣のカップルが一枚の毛布にくるまりながら漫画を読んでるのが視界の隅に見えるたび心の中のナインハルト・ズィーガーがヴァー!って言ってました。
帰る
帰りはシャトルバス的なものが出ている時間だったんですが「的なもの」でしかなく、ちょい大きめのワゴン車で9人まで大宮駅へ送ってくれるやつだったんですが普通に埋まってておじさんにダメですって言われました。
街灯のほとんどない真っ暗な道を鉄道博物館駅まで歩いて帰りました。こういうスーパー銭湯に限らず、風呂は生活のためにあるものなので、基本的にはどんな温泉施設に行っても地元住民の割合のが多いものです。その地域の暮らしが感じられるところが、銭湯を愛するポイントの一つではあるんですが、まさか埼玉県の高校生カップルの聖地になってるとは思いませんでした。おふろcafeで検索したら「女性に大人気!」みたいな記事がいくつか出てきたんですが、もっと郊外のほうの施設でも同じような感じなのかそれとも違うのか、まあこれ以上遠くの施設にはなかなか行こうと思わないので確認する術はないんですが、一人だし車乗らないし。
運転免許証再発行手続
去年財布無くしてから免許の再発行をしてなかったんでクラムボンのライブ行くのに合わせて休み取って平日の日中に行って来たんですけど、手続きの途中で期限切れてて失効してることが発覚して、別に急ぎで必要な用事なかったんですが窓口をたらい回しにされてたら講習受けることになってて、結局免許は手に入ったものの貴重な有給が潰れて本当に気分悪かったのでここに書きつけておきます。
1:書類書かせすぎ
引っ越し後に免許の更新行ってなかったので、住所変わってる気がするなと思っていちおう区役所で住民票を発行してから行ったんですが、料金を払う段階で1回、再発行の手続きでもう1回、失効してたので更にもう1回住所と本籍を書きました。住民票は本籍の確認と現住所の確認で役には立ったものの、確認できるならそれ一つでよくない?また書類書く台に「虚偽の申告は〜〜〜円以上の罰金です」みたいにデカデカと書いてあるのもスーパームカつく。
2:何にも言わずに失効手続きに回されて思ってた以上に時間がとられた
これはまあ平日に免許センターに来てる時点で免許が必要なんだろとなるのはわからんでもないですが、さっさと終わらせて友達の家に遊びに行きたかったので、いつ終わるんだと思いながらいろんな窓口をたらい回されたのち最終的に講習に案内されたのはかなりガックリ来ました。金も払ってたし目の検査とかも終わってたのでそこでもう帰るとかって言えないし。
3:講習のビデオが感情を煽りすぎる
僕は生まれも育ちも都内なので免許とったときにしか車乗ったことないんですが、何度目かのことながら講習はめっちゃ事故の悲惨さを伝えて来ますね。年間の発生件数と事故の起きやすいシチュエーション、残された遺族の気持ち。極めつけは最後にさだまさしさんの「償い」っていう曲が爆音で流れて、曲の最後に「この歌は実在の事件を元に作曲されました」ってモノクロの家族写真の上に赤字で表示されて超怖い。ホラーの文脈じゃん。その後「それではこれで講習を終わります」の言葉と同時に拍手するおじいさん。その横で目元をハンカチで拭くおじいさん。僕も感動しました。もう二度と車には乗らない。なぜなら事故が怖いし遺族が悲しむから…。
半年くらい免許なしで行動してたんですが会社の保険証だけでなにか手続きがダメになるときは一度もなかったし、免許が必要な用事があったわけでもなくて、前あったものがないからっていう理由だけで取りに行ったんですけど、若い連中はみんな暗い顔してたし休みは潰れるし少なくないお金持っていかれるしであまりにメリットないなと思いました。若者の車離れ上等。事故が怖いのでこのさき自動車系のコンテンツはジャイロゼッターみたいなやつ以外全部無視します。都心に住んでる限りは車なくても一切問題ないしこれ以上田舎に移住する予定もないので、来年のフリクリ新作見たあと絶対ベスパ乗るぞってテンションにならなければもう更新とかしないで生きていこうかと思います。それにしてもマジで楽しみだなーフリクリ。
clammbon モメントツアー2017
www.clammbon.com
ライブに行ってきました。
もともとクラムボンは高校生のとき、「てん、」の発売時に友達の勧めで聞いたのが最初で、気に入った曲を無限に聴き続ける性格のもとバイタルサインだけを一生聴いていました。そのあと専門行ってた時期に苺ましまろにハマっていたとき、茉莉ちゃんが好きだったんですが「茉莉ちゃんは大きくなったアナちゃんの影響で絶対シカゴ音響派を聴くし最終的にクラムボンにハマるよ」とまた別の友達づてに言われて全部信じて「Carnival」の時期にそれまでのCDをまとめて聞き込んでいました。
「Folklore」が好きで、昂じて呪いとなりました。ずっと聴いていたけど、クラムボンを聴くことが当たり前すぎてそれ以上新しい情報を入れることはありませんでした。iPodやiPhoneが新しくなるたびアーティスト単位で曲をインポートして聴いていました。苺ましまろのことを考えなくなっても、交友関係が変わっても。
GP静岡の1日目の夜にホテルで参加者リストに自分の名前がないことに気づき、次の日僕だけちょっと早めに出て、静岡駅からツインメッセまでの道程、バスを待つ人で溢れているバス停を見て歩くことを決め、まだ寒い朝の空気の中を一人歩いているときも聴いていました。出れなかったらどうしようと思いながら、方角だけ合わせて知らない路地に入り込んで行きました。不安と焦燥に押しつぶされそうになりながら道を曲がった瞬間、突然目の前に八幡山が現れました。山としては大した大きさではないですが周囲が普通の住宅街だったこともあって面食らいました。そのときに聴いていたのが「Long Song」でした。たったそれだけのことでしたし、そのあと普通にGP静岡の本戦にも出ることができたんですが、なんなら普通に初日で負けた本戦よりも強く印象に残っています。帰りのバスでも聴きながら、そういえばライブ行ったことないな、と思いました。
そうしてチケットを取って行きました。弟のバンドよりも大規模なライブに行くのは5年ぶりくらいでした。クラムボンは一昨年メジャーレーベルから脱退して、いまは自主活動を行っているそうでした。事実上の新譜である「モメントe.p.」はライブ会場か販売希望店でしか入手できないらしく、それも去年のリリースだったので手に入らないだろうと思い、ライブまでの間特に聞き直すようなことはありませんでした。普通にいつも聴いている曲をいつものように聴いていました。生活で、日常でした。
会場で音が鳴った瞬間、原田郁子さんが歌い出した瞬間、今までの生活と日常が全部ブッ壊れて、その破片が全部光を放ち始めました。眩しかった。「超良かった」以外の言葉で表現するとしたらそれしかないと思いました。セットリストはほとんどがモメントe.p.とモメントe.p.2の楽曲で、初めて聴く曲ばかりでしたがどこかに懐かしさを感じてもいました。知っている曲はどれも昔聴いていたときの思い出を引き連れてきて、それらの中には暗い気持ちになるものもあったんですが、それさえも光を放つ良い物になってしまいました。folkloreなんかは思い出で自傷する時用の曲筆頭だったんですが、後半に初めて聴く明るいアレンジへと繋がった瞬間に、呪いが解けて全部許してしまいました。アンコールの「タイムライン」で、全部良くなってしまいました。
今は会場で手に入れたモメントe.p.とモメントe.p.2を聴いています。カラスは真っ白もgroup_inouも知ったのが遅すぎて一度もライブに行けず、そもそもライブに行こうと思うことが全くないまま過ごしていたんですが、本当に行って良かったなと思っています。初めて聴いたときから10年以上経っているのにまだ活動してくれていてよかった。9月の空気公団との公演にも絶対行きます。ライブに限らず楽しい物事にリソースを使っていくのは最高だし、それが自分の過去に強く紐付いているものほど今の自分への影響が大きいので、価値観や思い出をどんどん破壊していこうと思いました。
e-sportsの歴史と成り立ちを勉強して未来に備える会
liginc.co.jp
LIGさんの勉強会に参加してきました。モチベーションの内訳は勢いが3割、興味が5割、僕が紳さんのファンであることが2割です。
渋沢氏による「国内外におけるe-sportsの概論」
e-sportsと呼ばれるものの現状把握。具体的な数字がたくさん出てきました。この会に限らず最近は勉強会とかセミナーになるべく足を伸ばすようにしてるんですがそれらと比べても渋沢さん喋るの超上手いなーと思いました。
ハイペースだったのとスライドにあまり数字が出てこなかったので全部はメモしきれなかったのですが、印象深かったところや知れてよかったところをいくつか。
・「e-sports」以前と以後で何が違うか
「パブリッシャーとユーザーのみの関係だったのが、プレイヤーやスポンサーなど別の立場の人を巻き込んだ」、「ゲーム会社以外のスポンサー企業や周辺機器メーカーのお金を業界に流し込んだ」。
人とお金の流れが変わったってことですね。国内だとまだそこまで実感がない気もしますが、大会のスポンサーの動向とか見てると良さそうなんでしょうか。
・日本における各e-sports団体の違い
日本eスポーツ連盟 JeSF…プロライセンスやプロリーグの仕組みを作ったりしたくて、学校と提携してるところ
JeSPA(一般社団法人 日本eスポーツ協会)…オリンピックに選手を派遣したい。協会なので会員を広く募ってるところ
e-sports促進機構…モンストとかシャドウバースみたいなモバイルゲームを推してるところ
これは質問しようと思ってたことの一つだったんですが、話の途中でざっと説明していただけたので。それぞれ全然方向性が違うんだなと。
・e-sportsのtierランキング
賞金額やユーザー数や注目度で分類をしたとき、tier1はハースストーン、リーグ・オブ・レジェンド、Dota2、カウンターストライク。
2017年はtier2にオーバーウォッチがあって、tier3までにスト5はない、という話をされていました。
スト5はまあ…TOPANGAの配信とか大会の情報は今でも追いかけてるけど現実的には確かにそうだよなと納得。
あとは具体的な競技人口や視聴者数の話なども。e-sports=マイナースポーツであるという認識は、後述するチョコさんと紳さんの話でも共通していました。
チョコブランカ氏による「プロゲーマーの現場」のお話
チョコさんが普段なにやってるか、何を目指してるかのお話でした。
「森に木を植えてる」って言い方が妙に面白くてツボでした。要するに自分の育った「格闘ゲームのコミュニティ」を守りたくて活動しているという。
dic.nicovideo.jp
この間またコミュニティの一生のコピペをtwitterで見かけました。これを思い出しながら聞いてました。話の中で、でも森にある木に価値がないと思ってる人や、暴走する人もいるだろうし、これからどうなるかもわからない、と。
e-sportsや格ゲーに限らず、「いま自分のいるところ」がどうなってるかはもっと考えてもいいなと思いました。
主催者、竹内による「メディアからみたe-sports」の話
これから注目度の高まっていくe-sportsに関して正しく記事を書けるライターや編集がいない。プロゲーマーも含めプレイヤーが記事を書いている現状がある、と。
今までのゲーム文化で行くと「プレイヤーが攻略記事を書くこと」は至極当然だと考えていましたが、これからゲームをスポーツとして成立させる、ゲーム関連のメディア以外でもe-sportsが取り上げられていくとしたらそんな体制では全然追いつかんし間に合わんということですね。
このあたりはゲームの範疇だけでなく、他のスポーツについてメディアやプロシーンがどうなってるかを知った上で比較する必要があると思いました。
あとはメディアのe-sports関連のメディアももっと追おうと…思いましたね。MOBAとFPSは全然詳しくないんですけど、手広く行こうと思えることはチャンス。
どこからがe-sportsなのか
質疑応答の時間では「ポケモンはe-sportsになり得るかどうか」という話に火がついてました。
自分の中では具体的な目的がなく勉強会に来たと思っていましたが、どこからがe-sportsでどこからがe-sportsじゃないかという区分けに関してはものすごく興味があるな、と質問を聞いてて思いました。どこからプロゲーマーなのか、に置き換えてもいい。
e-sportsという単語が独り歩きしてる国内の現状で、MOBAもFPSもやらないからシーンがどうなってるかには興味はないけど、自分の遊んでいるゲーム、「自分のいる場所」がどうなのか考えてる/知りたい人はたくさんいると思う。そういう確信がありました。
転職先とか先のキャリアを考えてるけど具体的なビジョンがないという状態なので、最近は勉強会とか展示会とかイベントには行きまくろうのモードです。
話を聞く中で「e-sportsという言葉でゲームとの関わり方がひとつ増える」ことは間違いないんだなと思いました。
自分がライター/編集やりたいかどうかまではわかりませんが情報収集と発信的なアレソレはしていこうという気持ちです。
これから2回目以降も参加します。あるならば。
playlog:レギオンズ!オープニングフェスタ編
playlog:レギオンズ!ダンタリオンドラフト〜構築編
赤黒の神話レアの歴史
破滅の刻の新カード、蠍の神が公開されました。
一応マジックでの2色の組み合わせでは赤黒に一番思い入れがあります、今の所という助動詞が付きそうですが。ラヴニカへの回帰からマジックを始めてテーロスブロックを経験してるぶん色の組み合わせにはかなり思い入れがある方だとは思います。でも毎回赤黒の神話レアが出るたびに「ああ今回も弱い…」と落ち込んでしまうので、歴史から考えたときにそれが本当かどうか調べて行こうと思いました。なるべく神話レアに絞って見ていきます。あと長いです。