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playlog:レギオンズ!ダンタリオンドラフト〜構築編

legions.flipflops.jp

6/24と6/25の二日間はレギオンズ!のブースター発売週で、土曜日に仲間で集まってダンタリオンドラフトを遊んだほか、日曜日のオープニングフェスタにも行ってきて二日間がっつりみっちり遊んできましたので書いていきます。二日間に分けた前半です。


6/24 - 杉並区某所

ダンタリオンドラフト会と称して少人数のボードゲーム会を開催。
来てくれたのはハイノ、きぃさん、ザビエル、らだ、MRSR。
レギオンズ初プレイの人らにチュートリアルしてからダンタリオンドラフト。今回は全体で6BOXを持ち寄り。
次の日のオープニングフェスタには僕ときぃさんが申し込み済み。

ダンタリオンドラフト

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詳しいルールは上記。
マジックで言うパックウォーズっぽさよりも、ウィンストン・ドラフトに近く、またハートオブクラウンの初期手札決めのような要素も感じられてグッと面白かったです。
一応戦略を立てて「ロード2枚と1/2/1を1枚取って中マナ域のカードは全部途中のドローにかける」とか、「途中のピックで相手の色の合うデカブツを全部カットする」とか色々試しました。
結局ピックが少し弱めのカードや合わない色に寄ってテンポが返せず負けたり、後半のデカブツしかほしくないようなところまでマナが伸びたところで低いマナのカードしか引かなくて無残に散ったりみたいなことが無限に起きて、簡単に言えば「良い運ゲーでした。
初期手札の3枚の中にロードを取らないってことはおそらくないにしても、残りの1〜2枚をどうするかは相手との読み合いと噛み合いがあって面白いです。
だいたい相手に出されたロードを返せずに詰む展開が多いんですが、一番長引いたときはお互いタイムラインに10枚近くカードが溜まって毎ターンどやべー盤面処理になってました。最高。



ほんで12回くらいダンタリオンドラフトしてるうちに、なんとなく色の傾向とそれぞれの強いカードがわかって来ました。


白刃一閃の回転率の良さと各種速攻持ちミニオンが持ち味。射命丸こと烏天狗キッカはハースストーンでいう挑発がいない世界の突撃持ちなので当然わかりやすく強い。逆に少し守勢寄りのアサルトランサーとか使い勝手が悪く感じたけど、攻めを見てるか守りを見てるかの違いがある?


スターターにもいた女王の護衛戦士リコッテが完全にバケモン。コスト相応のスタッツに条件のゆるいリアニ効果。殆どドクターブームみたいなもん。新緑の精霊と絡むと更地の盤面から3面埋まって動きがウィクロスになる。ッヘェ!!!あざした!!!!


スターターでの対戦やダンタリオンドラフト序盤は威圧3のビッグダディが強すぎてどうにもならなかったものの、戦闘の主流がロードに移行してからはそうでもないなという評価に。スチームライダーとか死者蘇生とか、コンボっぽいギミックがありそうな怪しげなカードが多数。


なんか全体的に弱い印象。攻めも守りも中途半端。二段攻撃になりうるとはいえ1体をアンタップする効果で4マナってどうなの…。効果ダメージ無効もブレイクさせる効果は避けられないし難しそう。


ほんでこのゲームは2色で構築するルールなのでそれぞれの色も見て行きます。

赤白


一の太刀のウェイトが軽くて回し続けるととんでもないことに。軽減効果持ちがいるのも含めてラッシュ力は高そう。
ロードのおねえちゃんがエッチ。
総じてWT軽減して回転率でダメージを与えていくデッキ。盤面処理をどうするかがわからない。8マナロードはバケモンだけど細かく回してくのと戦略がすこしズレるような気も。

赤緑


ロードのサイズと能力がどちらも平均以上。ミニオンをタイムラインから展開していく、ウィクロスならアイヤイを彷彿とさせるアドバンテージの稼ぎ方をする。分かりやすく強そう。

赤黒


火力スキルがどれも威力が低そうに見えて、赤黒2色のミニオンはどれも強くは見えなくて怪しい。ロードはどちらも強そうに見えるものの、高速バーンなのかコントロールなのかプランがはっきりしない印象。色的には一番使いたいが…。

緑黒


専用の2マナマイナスはコスパが最強で腐らない、複数引いてもいい。ロードもかなり強そうに見える。アメノサギリが効果ダメージ無効だったので上からデスクラウド打つのが基本戦法なのかなと。

緑白


ロードレアが発売日にイエサブで200円だったことから全体を指して「200円」と呼ばれることに。

白黒


耐えのパーツは多いもののライフドレイン系のカードが多くてどれも回転率がよくない。8まで耐えてロードで切り返すのが基本戦略だとするとかなり怪しい気が。


そんな印象を持ちつつ時間もなくなってきたところで構築に移行。貧乏性なので開けてないパックを遊ばずに剥くのは抵抗がありましたが、次の日大会に出るとなっては致し方なし。
とりあえずカードプールの中で一番バケモンぶりを強く感じた緑の女王の護衛戦士リコッテと、発売日にイエサブのシングルショーケースで一番高かったエルルーンを軸にした赤緑が強そうという話に。
仲間内で赤緑といえばらだ(@Rada_539z)。どんなフォーマットでもクリーチャーで相手を無慈悲に轢き殺すことを信条としているカード猿
別卓のハートオブクラウンがひと段落して暇そうにしてたのでちょっと一回組んでみ、とカードプールを渡したところ、






「……わかった、これドギラゴンバスターやん」









???

僕はデュエルマスターズをあまり遊んだことがないので何を言ってるか一個もわからなかったものの、確信めいた表情のまま黙々とパーツを並べてデッキを組み始めるらだ。
長年にわたり複数のTCGを遊んできた勝負勘と広い知識で仲間内でも一目置かれてる奴を一旦信じてみることに。
そうして赤緑が完成した横で、僕は色がかぶらないので余ったカードを適当に集めた白黒でデッキを一個組み上げて対戦。



フェアリーダンスでどかしてスイッチアタックでリコッテ射命丸で7点、ロードで貫通3。


!?!?

白黒側がシナジーを考慮した構築とプレイングをできてないこともありましたが、常時絶望的な盤面と瞬間打点で一瞬で介錯されました。
そのあときぃさんが一旦組んでみた赤白にも何事もなく勝ち。一人だけ異次元の構築。マジで?これがtier1か?



ここで21時まで借りてた会議室の退室時間になったので飯食って解散の流れに。
しかしらだの組んだデッキのある僕はともかく、きぃさんは明日のデッキがない。このまま家帰って暖かくして寝るのも忍びないし、なによりもうちょっと回したかったので、このままきぃさんちに泊まらせていただいて時間の許す限り明日のデッキを考えることに。


きぃさん宅に移動したあとは一旦赤白で何枚か調整しつつ赤緑と打ってみるもやはり赤緑側は全く負けない。


特に新緑の精霊が弩級のバケモンで、相手の1/1が2体の盤面を新緑の精霊でアタック→フォレストフェアリー配置→誘発で帰ってくる→アタックで全くアド損せずに相手の盤面を更地にするなど、一人だけ稼いでるアドバンテージが違いすぎて失禁。
白の効果ダメージ無効のカードもこれでは意味がなし。軽さが信条の赤白側がどうしても序盤でテンポを失ってしまう有様。また同コストまでのカードでケットシーが突破できないのも気になりました。(この時点ではリトルドラコの事を無視していましたが…)


ここからは赤緑を仮想敵としてアンチデッキの開発を狙っていきます。
まず浮かんだのは緑黒。赤緑側のバーストダメージはリコッテやスイッチアタックなどのタイムラインからの配置が鍵なので、タイムラインのカードに触れるアーツやクラミツハがメタになるのではという考えです。
新緑の精霊ループもリトルスカルデビルの威圧2なら止められるはず!

…ですがダメでした。単純にロードのサイズが小さすぎてクラミツハもアメノサギリもシュカを安定して返せない。
それとリトルスカルデビルはいたずらフェアリーで一瞬で蒸発しました。
(ちなみにこの時点では気付いていませんでしたが、ロード配置時に載せたコアコストは、ロードブレイクした後コアプールにそのまま帰ってくるのではなく、リーダーの上に戻すというルールを間違えていました。そりゃエルルーン→シュカの動きが一生安定しててリスクがないんだし赤緑側が負けるわけないわな…。)



その後グランブルーファンタジーエロマンガ先生→すみぺのヤバいやつまで見終わり、最終的に通販番組しかやってない時間帯までデッキを回し続けた結果、対抗馬になりそうな赤黒がようやく完成しました。

・スチームライダーで打点を出しつつ、ブルーフレイムピラーと絡めてシュカを処す
・ルルシュなど「ブレイクする代わりに除外」の効果を絡めてタイムラインにデカブツを回さずにスイッチアタックでのバーストを回避する
・マジックミサイルがケットシーと新緑の精霊を一番アド損せずに流せる

という理論です。
シナジーというよりは単純なアンチカードを探して行った結果、そういう構築になったという形ですね。

それでもスチームライダーとシナジーのあるWT軽減のミニオンが1種類しか取れなかったりスチームライダーが回せないと打点が稼げないなど割と細い構築にはなってしまいましたが、これが一番赤黒に対抗できるだろうということできぃさんに託して朝4時に就寝。



…長いので後半に続く!!