阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

四月

閉店のお知らせ、というタイトルのメールが届いた。

いつ利用したかすぐには思い出せなかったが、マジックザギャザリング、以下MTGを専門に扱うネットショップだった。メールのログを遡った結果、昔友好色フェッチランドが再録されたタルキール覇王譚のころに古い基本土地を探して買ったお店であることがわかった。8版の沼と平地と、9版の平地。改めてショップのページを見て回って、モダン用の細いサイドボード用のカードと、残っていた白枠の基本土地を数枚買った、昔買ったときと同じように。


shottoko.diarynote.jp


MTGを始めたばかりのころで、中野の遊vicで何回か大会に出ていたとき、近くの雑居ビルの5Fだかに別のカードショップがあった。そのお店はMTG以外も取り扱っていたが、遊vicに比べれば知名度の低さは一目瞭然だった。そのころはアルバイト生活をしていたために休みが不規則で、同じく平日休みの友人を中野に呼んで何度も遊びに行った。晴れる屋はそのころまだトーナメントセンターではなかったと思う。MTGは買取の表も品揃えもそれなりに多かったが、公認大会は行っていなかった。仲良くなった店員がいたわけでも、地元で集まる友達がいたわけでもなかった。空いている10席のデュエルスペースに流れる少し古いJ-POPの有線が心地よかった。その頃はカードショップがどうやって収益を上げているのかなんて一つもわからなくて、とりあえず行くたびにショーケースやバインダーからなんとなく気になったカードを買っていた。だいたいがスタンダードのアンコモンやレアだったがそのうち古いカードにも興味が出てきて、絵が綺麗だからという理由で隕石のクレーターを150円くらいで買った。その後家に帰ってから調べて、「使えないカードランキング」のうち80位にいることもわかったがこれっぽっちも気にしなかった。嘘、パックか他のカードを買えば良かったかと少し気にした。


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冬のあとには春が来る。
――― 「何ごとも変化する」と言う意味の、エルフの言い回し.


昔を思い出しながら、昔と同じゲームをまだやっていて、昔よりもかける時間はわからないが、使う金額は確実に増えた。強さを第一基準に、自分のデッキで使うカードだけを必要なタイミングで買って大会に出るのが一番ロスがない、そう気づくのに結構時間がかかった。もうどこにやったかも覚えていないから、この間モダンマスターズ2017で再録された瞬唱の魔道士を買うために1枚5円でまとめて売ったカスレアの中にあの時買った隕石のクレーターがあったと思う。
使えるかどうかもわからないのに妙に惹かれて、買うか迷ってショーケースの前でじっとしていた頃を、ついにそのカードを買ってしまってワクワクしながらデッキを組む瞬間を忘れたくないと感じる自分と、マジックはメンタルのゲームだから、対戦に臨む上で感情の機微に振り回されたくないと思っている自分が両方いる。遊んでいた中野のお店はその後半年経たずに潰れて、最終営業日に何か買い物をした気がするが何を買ったか覚えていない。ビルにはまだ看板だけが残っていて、見上げるたびに有線を聞きながら極北のエイヴンの能力を起動して絆魂をつけていた事を思い出す。オリヴィア・ヴォルダーレンを買った大久保の店も、初めてFNMで3-0してプロモカードをもらった秋葉原の店も今はもうない。あの頃と比べてまだ一緒に遊んでる友達も、遊ばなくなった友達もいる。今よく足を運ぶ高田馬場にはこの半年でカードショップが2店舗増えて、今度のGP神戸は2年前に比べて参加費が3500円から1万円に増えたらしい。ウィザーズが収益をどのくらい上げていて、日本でどのくらいプレイヤーが増えているのか僕にはよくわからない。昔の方が良かったというつもりはないし、何が正しいかを論じる気もない。また四月が来て、少し昔を思い出した、それだけの話です、今日は。

decklog:4/8 Grixis Death's Shadow Aggro(Modern)

4 Death's Shadow
2 Gurmag Angler
4 Snapcaster Mage
4 Street Wraith
2 Tasigur, the Golden Fang
2 Inquisition of Kozilek
4 Serum Visions
4 Thoughtseize
3 Fatal Push
2 Kolaghan's Command
2 Lightning Bolt
2 Stubborn Denial
2 Terminate
4 Thought Scour
2 Blood Crypt
4 Bloodstained Mire
4 Flooded Strand
1 Island
4 Polluted Delta
1 Steam Vents
1 Swamp
2 Watery Grave


1 Izzet Staticaster
1 Kolaghan's Command
1 Kozilek’s Return
2 Stubborn Denial
1 Surgical Extraction
2 Ceremonious Rejection
1 Countersquall
2 Collective Brutality
2 Liliana, the Last Hope
2 Nihil Spellbomb



先週使ったサイドの未練ある魂とイーオスレインジャーの枠は、死の影同型には強いがそれ以外には微妙と感じた。複数生物を流せるカードであれば不利なマッチアップを越えられると感じ、ラスアナを2枚とコジレックリターン、イゼットの静電術士も入れてみた。もうコントロールでいいんじゃあないかという気もする。新絵の瞬唱の魔道士に対する万感の思いよ。勝つに越したことはないが回していて面白いと心から思えるデッキの一つであることは間違いない。クリコマとビジョンを買い揃えればグリコンも可能なのだが、神戸終わるまでは耐えたいところ。

戦績:4-3。
勝ち…ナヤスーパーフレンド、リボルトズー、RGトロン、タイタンシフト
負け…グリセルシュート(群れ型)、エスパーミッドレンジ(メイントラフト未練)、サンアンドムーン

グリシューは頭が寝てて負け、エスパーミッドレンジはトップ勝負に負け+構造不利、サンアンドムーンはサイドミスって負け。有利つくデッキにしっかり勝っているのは良いが、不利なマッチアップをひっくり返せないとエイトには残れない。変えた部分のラスアナはあまり活躍しなかったものの、コジレックリターンはリボルトズーにもトラフト流しにも対応できて良いカードだった。静電術士は未練だけ見るなら良いカードなんだけどいかんせん範囲が狭く感じるし、コジレックリターンよりも良い部分があまり見つからない、イラストアドくらいだと思う。
今日も今日とて墓地対策がうまく使えなかった。死の影ジャンドがサージカル2枚だけしか入れてないことを考えるとスペルボムは必要ないのかもしれない。あと対抗突風は追加の打ち消しとして必要だけど対抗突風である必要性を感じない、頑固な否認の5枚目で良い、なら肉にも打てるマナリークの方が良いのではないかと考えている。
メインを落とす相手は除去の引きすぎが大体の原因なので死の影ジャンドのように蛮行を散らしてエスカレートの種にするか、裏目もあるけど戦慄掘りに1枚変えても良いのかもしれない。
ちなみに勝敗に関係なく、後手のときに何度か土地を1枚減らしてみたが全部問題なく回った。思っている以上に土地を減らすマッチアップが多いのかもしれない。

参考資料
http://mtgkita.hatenablog.com/entry/2017/04/02/102658
http://mtgkita.hatenablog.com/entry/2017/04/09/011138

decklog:4/2 Grixis Death's Shadow Aggro(Modern)

4 Death's Shadow
2 Gurmag Angler
4 Snapcaster Mage
4 Street Wraith
2 Tasigur, the Golden Fang
2 Inquisition of Kozilek
4 Serum Visions
4 Thoughtseize
3 Fatal Push
2 Kolaghan's Command
2 Lightning Bolt
2 Stubborn Denial
2 Terminate
4 Thought Scour
1 Blood Crypt
4 Bloodstained Mire
4 Flooded Strand
1 Godless Shrine
1 Island
4 Polluted Delta
1 Steam Vents
1 Swamp
2 Watery Grave


1 Kolaghan's Command
1 Stubborn Denial
1 Terminate
2 Ceremonious Rejection
1 Countersquall
2 Collective Brutality
1 Liliana, the Last Hope
3 Lingering Souls
2 Nihil Spellbomb
1 Ranger of Eos


例によって例のごとくMOの5-0をコピーするところからスタート。大会前日にプロキシで組み仲間のエルドラージトロン、バントエルドラージとスパーして、勝率はまちまちだが好感触。どちらもどのくらいライフを減らすかに裏目がある。未練ある魂をサイドに取らないタイプでプレイしていたが、メインに終止が欲しいと感じたことなどから未練入りのリストに変更、でもサイドに一枚入ってたスローターパクトの意味がわからなかったので対抗突風に変更。サイドはバッチリだったのに神無き祭殿を家に忘れて直前に購入する雑魚。

戦績:3-2。ティムールファイアーズ、リボルトズー、ブルームーンに勝ち、青単ファクトと白黒トークンに負け。

青単ファクトも白黒トークンもハンガーバック、波使い、未練で横に並べる戦略を取るのだが2:1交換取れる除去がラスアナしかなくて簡単に積んで絶句した。海外記事でもGo-Wide戦略(エルフとかドレッジとか)にかなりきついという話をしていて、サイドにコジレックリターンとか静電術師を取る理由も納得。

以下雑感
・現状メインのFPと稲妻を合計5~7、減った分を終止にするかしかメインボードに差はない
・もっと細分化すると頑固な否認がメイン3とか、アンコウとタシグルの割合が違ったりもするが
・サイドは不利な相手に対して効くカードを入れる。墓地対(サージカルかスペルボム)、全除去(コジレックリターンやラスアナ)、アド源(追加のコラコマやイーオスレインジャー)、打ち消し(頑固な否認か対抗突風)の4種。ラスアナのように高い水準で二つ以上を満たせるとソリューション感ある
・ラスアナはSCMと相性が良すぎる。プラスでもマイナスでも除去が使い回せる。サイドに2枚必要。メインだと重すぎ?
・ティムールバトルレイジがあれば…と思う瞬間多数。稲妻での残り数点の押し込みでなく一撃に賭けたい瞬間が稀にある、巧みな回避とかアンブロ系でもええかも
・スローターパクトは最後まで?って感じだった。対抗突風で助かった場面もあったけど、概ね頑固な否認でいいと思う
・稲妻対象自分は全然しなかった。ダメージ除去を使ってくる相手がおらず、バトルレイジもないから
・チャリスは弾くか壊せないと自動的に負けだがコラコマより良いカードが見つからない。破壊放題?
・死後の一突きは心底弱い。死の影限定のソーサリーバトルレイジ、サイドアウト率100%
・ヴェリアナもサイドでフリプしてたが弱かった。基本中盤以降は構えたいデッキのため
・相手が何であれ1、2ターン目に1度はショックインしたほうがいい。3ターン目までの動きに結構色マナの裏目がある
・4マナ5マナでもやることがあるのに基本土地が2枚しかないから毎ターンアンタップインするとライフが凄まじいことになるのがいかんともしがたい
・血清の幻視はクソだが、占術後にサイクリング起動することでギリギリ許せる


SCMを巡る思い出は語ると長くなるし対して面白くもないからしないが、1マナスペルを使い回す動きはかなりズルいし本当に楽しい。
スタンの反動もありレガシーGPTも1-5とかしてチンチンになったのでモダンは最高。今回は横浜とかいう遠い土地まで行ったが、地域性とまでは言わないが色んなデッキがいてよかった。経験経験。
禁止がなければ神戸までに死の影で100マッチを目指してやりこむ。

decklog:3/26 Jund Death's Shadow Aggro(Modern)

2 Abrupt Decay
2 Blood Crypt
4 Bloodstained Mire
4 Death's Shadow
3 Fatal Push
1 Godless Shrine
1 Ghor-Clan Rampager
4 Inquisition of Kozilek
2 Kolaghan's Command
1 Liliana of the Veil
1 Liliana, the Last Hope
4 Mishra's Bauble
1 Overgrown Tomb
1 Polluted Delta
1 Stomping Ground
4 Street Wraith
1 Swamp
3 Tarfire
4 Tarmogoyf
2 Temur Battle Rage
4 Thoughtseize
4 Traverse the Ulvenwald
4 Verdant Catacombs
2 Wooded Foothills

2 Ancient Grudge
2 Collective Brutality
1 Fatal Push
3 Fulminator Mage
3 Lingering Souls
1 Ranger of Eos
1 Surgical Extraction
1 Liliana of the Veil
1 Liliana, the Last Hope


レガシー終わって次の日は仲間に誘われてモダンに。デッキは誰にも言わずこっそりミシュラのガラクタを買っておいたおかげで運良く組めた死の影ジャンド。大会で使うのは初だがフリプで回した限りだと自分のライフどこまで減らすかがわからずしんどさを感じるデッキだった。現在トップメタとはいうものの何が強いのかもわからんかったので、みっくすさんの記事(みっくすは「Death's Shadow Aggro」についてかく語りき)を読みつつそれに近いMOの5-0リストを完コピして出る。

戦績:3-3。負けはサンアンドムーン、マーフォーク、グリクシス死の影。

強い。チャリスや月など貼られてもじもじすることもあるがハンデスとプレイングでカバーできる範疇であると認識。以前のジャンドを使っていた時にイワされていたトロンに有利つくのが本当に良い。通りの悪霊x3フェッチ死の影→フェッチ囲い囲いアタック→フェッチバトルレイジで3キル。
衰微コラコマ蛮行とあるので捌きと攻めもできて超楽しい。その上先日使ってたBRリアニのようなオールインへの割り切りも必要で、心も鍛えられる。蛮行様のせいでバーンが消えたおかげで敵の存在しない、環境の後押しを受けたグッドスタッフ。3敗もしておいて何だけど、これがトップメタの力…。

以下気づき。
・1tはハンデスから入るのがベストオブベストで、その場合は撃ち漏らしのないようにガラクタは相手を対象に取るのが丸い。マリガン後の占術で上に置いたカードを見ることも大事
・1tにもしハンデスから入れない場合は、フェッチやストリートレイスと合わせて、自分の手札を良いものとするためにガラクタは自分を対象に取る方がいい
ハンデスが2枚あっても2tは相手のトップをケアせずタルモゴイフから入る方が良い(最初のハンデスで相手に除去が2枚以上あったら別)。
・グリクシス死の影には明確に不利。fpの打ち合いになるのに探査生物に効かず、SCMでコラコマも使い回される
・タッチ白して未練ある魂を入れるチューンはちょっと古く、MOでは代わりに虚無の呪文爆弾とかを取ってSCMに耐性をつけてるリストが多い
・コラコマが未練に、終止がパスになることで赤要素を排除したアブザン死の影やエスパー死の影も結果を残している
・赤を使わないとバトルレイジが取れないためキルターンは遅くなるし探査生物よりもタルモゴイフの方が大体の場合で速いので、死の影デッキの中ではジャンドが多分最速
・タッチカラーは容易で、グリクシスもサイドに衰微を取るなどレシピに変化が見られる
・立ち位置が本当に良すぎると感じるのでBANは時間の問題、メタデッキ爆誕してくれ!

decklog:3/25 B/R Reanimator(Legacy)

4 Animate Dead
2 Badlands
4 Bloodstained Mire
4 Chancellor of the Annex
2 Chrome Mox
4 Dark Ritual
4 Entomb
4 Exhume
4 Faithless Looting
3 Griselbrand
1 Iona, Shield of Emeria
4 Lotus Petal
3 Polluted Delta
4 Reanimate
1 Scrubland
1 Sire of Insanity
2 Swamp
4 Thoughtseize
1 Tidespout Tyrant
4 Unmask

1 Grave Titan
1 Blazing Archon
2 Collective Brutality
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
4 Faerie Macabre
2 Pithing Needle
4 Wear // Tear


静岡から一週明けて仲間はみなGP神戸を目指してモダンへとシフトし、PPTQのスタンシーズンも続く中、突然のレガシー。タイミングだけ見れば意味不明だが、現在は来季の2byeのためにプレインズウォーカーポイントを毎週50pt以上稼ぐことを目標にしている。そしてたまたまこの週末は行ける範囲で土曜にはPPTQがなく(あったけどモダマスリミテだった)、残された倍率の高いイベントはこのGPTラスベガス、レガシーしかなかったのだった。去年のGP千葉とエタフェスでジャンドは一旦休止し、手元に残るカードでジャンドよりもtierの高そうなデッキはひとつだけ、それがB/R Reanimator。

この時、BRリアニは二つの選択肢があった。ひとつは晴れる屋でBRリアニを使い続けているMasunagaさんのリスト。Bayouによって緑をタッチし、メインに蛮行2、サイドは除去枠を衰微に、追加の勝ち筋を要塞の計略と1挿しの騙し討ちで確保するタイプ。もうひとつはMOの5-0に多い、メインにクロームモックス2、サイドに磨耗/損耗とミラー用のフェアリーの忌み者をゴッソリと取ったタイプ。
どちらで行くかは前日夜まで迷っていたが、友達に買い物を頼んだ結果クロームモックスが安く入手できたためMOのリストに寄せることに決定。サイドに追加されるクリーチャーは人によって結構まちまちだが、追加の勝ち筋を取っていないため最悪ハードキャストできそうな墓所のタイタンを1枚入れて出場。

戦績:4-2。負けは奇跡と4cデルバー。

この日1戦目に当たったのが前述したMasunagaさんその人でもちろんミラー戦、読み合いとぶっぱで斬り合う最高のゲームだった。意気投合してin/outや対策などいろいろ教えて貰った部分がその場で毎ラウンド噛み合い存外の4-0、IDIDでエイト確定の位置から下当たりの奇跡に負け、最後は4cデルバーに全然不可能なハンドをキープしてしまい終了。
カードは微妙に揃えていたもののBRリアニは友達相手にしか使ったことがなく、初めてオールインコンボで大会に出たが、普段いかにして盤面を取っていくかのフェアデッキを好んで使う傾向があり、全く違う経験のできるこのデッキは勉強になると感じた。ブン回ればハンデスを相手に打つ余裕もあるが、とにかく初動に全てを賭けている。割り切りと強い心!今の自分にないものが鍛えられる良いデッキだ。

以下気づき。
・G2G3までお互いデッキを秘匿したまま投了が珍しくないので、ある程度レガシーに慣れた今使うのはちょうどいい
・一番打ち消しの枚数が多いデッキはデルバー(もみ消し、FoW、狼狽の嵐、侵入手術やスペルピアースなど)
・土地なしマナファクトのみのハンドは、ルーティングから入っても土地を探す羽目になるので微妙
・ルーティングがあるとキープ基準が緩和されるので、1tグリセル以外勝ち目がないデッキでない限りは抜かない
・最小のコンボスタートに必要な枚数は4枚(土地orマナファクト、ダリチュ、納墓、釣り竿)。最悪トリマリまでは耐え
・フェアリーの忌み者はミラーで要塞の計略も対策できるが、ミラー以外にはほぼ使えない
・グレイブタイタンは強いが、それよりアッシェンライダーか呪禁生物を取らないとダメ
・呪禁生物はミラーでとにかく強い、忍耐の原型も墨たまリバイアサンも強い

GPラスベガスのおかげでこの後も幾つかレガシーGPTがあるのでいろいろ試そうと思う。

decklog:3/18 B/R Eldrazi(Standard)

Deck: stan_BReldrazi.dec

Counts : 60 main / 15 sideboard

Creatures:19
4 Walking Ballista
4 Scrapheap Scrounger
4 Matter Reshaper
3 Pia Nalaar
4 Reality Smasher

Spells:16
4 Fatal Push
4 Heart of Kiran
4 Unlicensed Disintegration
4 Chandra, Torch of Defiance

Lands:25
4 Aether Hub
4 Foreboding Ruins
5 Mountain
4 Ruins of Oran-Rief
4 Spire of Industry
4 Swamp

Sideboard:15
2 Bearer of Silence
3 Thought-Knot Seer
2 Distended Mindbender
3 Release the Gremlins
3 Incendiary Flow
1 Transgress the Mind
1 Skysovereign, Consul Flagship


Created with Decked Builder
http://www.deckedbuilder.com/

 

GP静岡本線に持ち込んだBRエルドラージ。リストは高尾さん・井上さんがGPバルセロナで使っていたものではなく、本線直前にタキニキが配信でチラと映していたレシピをベースにした。

その配信でタキニキが回していたBGエルドラージがかなりよく見えて前日まで調整していたものの、サイドの精査や引きムラの緩和が調整できず、無許可の分解とグレムリンリリースが使えるBRの方が良いと感じ、直前で乗り換えた。
LCTに持ち込んだ時はチャンドラが3枚だったが手応えを感じて4枚目を現地調達。予見者は先手4tギデオンの回答にならないためサイドが丸そうという判断。もともとコジレックリターンが1枚入ってたふんわり部分を精神背信にしてSubmit。

戦績:LCT3没、本戦4-5初日落ち。負けはマルドゥ機体x4、マルドゥpwコントロールx1、ミラーx1。

LCTで当たったマルドゥpwコントロールはちょうどマルドゥバリスタのサイド後みたいなデッキだったのだがあまりに勝ちのビジョンが見えず震えた。下馬評での「機体に有利」という話は、オーウェンのマルドゥのリストが世に出る前だったかどうか、とにかく本戦ではマルドゥに連続で当たりまくり全く光明が見出せないまま1bye明け0-3。全勝縛りののち奮戦するも4-3ラインでミラーにやり込み不足でわからされ、最後もマルドゥに昇天。
八十岡プロも自身の記事で書いていたとおりリアスマ以外はほぼ機体の下位互換的な動きになってしまうのが弱点で、エルドラージというよりもマルドゥ機体を精査していなかったのが一番ダメなポイント。なにをしたら有利なのかを考えずに他人の評価だけで持ち込んで負け。

このあと新しいデッキに乗り換える気力のなさのままLCT抜けのBRエルドラージに寄せたリストを組み、GP三日目はモダマス争奪スタンに参加。3-2で2パック。勝ちは4cサヒーリ、ティムールタワー、アブザンミッドレンジ。負けはミラーとBGtR。順当。
ミラーと称したが負けたBRアグロでは、攻めるデッキなのに受け身になりがちなリシェイパーとピアナラーをそれぞれドラーナとオリヴィアにしていたのが印象的だった。空中が止まらないこととナチュラルに3マナの肉が死なないことに着目したと筋の通った構築論を聞けて非常によかった。
サイドに仕込んでいた寸借者や静寂を担うものの使用感がいつまでもわからなかったことなど、OGWの頃にスタンを触っていなかったこと…というより昔強かったカードの知識が必要なローグデッキになってしまったと改めて思った。そういうデッキを…今回は選ばないわけにはいかなかったが、環境末期のスタンダードでブレイクスルーを期待するのは、悪手だったように今は思える。ベストなデッキを、ベストを尽くせるデッキを使わなかった。それだけだ。

decklog:3/12 B/G Constrictor(Standard)

Creatures:29

4 Walking Ballista
4 Greenbelt Rampager
4 Longtusk Cub
4 Servant of the Conduit
4 Winding Constrictor
3 Rishkar, Peema Renegade
2 Bristling Hydra
4 Verdurous Gearhulk

Spells:11
4 Attune with Aether
2 Blossoming Defense
2 Fatal Push
2 Grasp of Darkness
1 Murder

Lands:20
4 Aether Hub
4 Blooming Marsh
6 Forest
3 Hissing Quagmire
3 Swamp

Sideboard:15
1 Bristling Hydra
1 Gonti, Lord of Luxury
2 Distended Mindbender
1 Blossoming Defense
2 Fatal Push
2 Harsh Scrutiny
1 Grasp of Darkness
2 Natural Obsolescence
2 Transgress the Mind
1 Skysovereign, Consul Flagship

 

3/6週、久々に再会した盟友・さかなさんとLINEでやいのやいの言い合い合同でチューン。
BGエネルギーのリストをベースとして、メタ的にバリスタが増えてきてるという話を恐れてサイフォナー4枚を全てマナクリに、元にしたパスカルメイナードのリストでハーベスターが微妙とされてたのでメインからハイドラに。
マナクリとリシュカーの層を濃くしておくとサイド後の4tマインドベンダーが安定するのでは?というスタート。
平日の段階で友達のティムールタワーと調整していたときはメインのハイドラが強すぎてそれだけで勝ってたからマナクリはよくわからなかった。

戦績:3/10の晴れ17時で1-2、3/12の蒲田アメドリのPPTQで2-4。負けは合計して4cサヒーリ×4、マルドゥバリスタ×2。ほぼ同じリストを使ったさかなさんは土曜のPPTQで5-2。

結論から言うとマナクリは盤面へのインパクトが薄すぎててんでダメ。2tに出した肉を焼くのはサヒーリもティムールタワーも確実に同じ動きなのでカードとしての差はなく、後引きや対処されなかった時の強さで言えばサイフォナーの方がよっぽど上だった。
さかなさん曰くマインドベンダーはちゃんと機能して強かったらしいが、自分で使ってる間は一度も引かず試せず。ハイドラはこの時期増えていたティムールタワーを一枚で封殺し、マルドゥバリスタにも強いカードではあるものの、構築上ハーベスターとサイフォナーがいないため相手のPWに対する回答がマジでこれしかないことに気づき、過労死。
霊気紛争発売当時からBGを使い続けてきたが流行のデッキに対して構造レベルでの不利を味わい、落ち込んだ気分のまま翌週の静岡のデッキを再考することに。