阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

Summer has come. It's hot here.

今年も夏が来ました。


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例えばブログを書く動機はいくつかの細かい気持ちが合体してのことだと思うんだけど、それを紐解いていくとその中の一つに「自分の好きなものを伝えたい」という気持ちが必ずあると思っていて、それがこのブログの場合はMagic:The Gatheringを始めとするゲーム類だったり、銭湯とか公衆浴場だったり、果ては行ったことないとこ行こう・やりたいことしてこうという気持ちだったりするんですけど、そこで行くと僕は一年のうちで夏が一番好きなんです。7月入ったあたりで夏好きだったことを思い出しました。


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夏というか夏休みが好きです。浦安鉄筋家族の、大沢木小鉄っているじゃないですか。アレです。例えばヨッピーさんが銭湯を好きすぎて「銭湯の神」を名乗っているとしたら、僕が夏休みの神です。勘違いしないでほしいのは僕は今しがない会社員で、ニートでも社内ニートでもなければ夏に休暇を自由に取れるような立場ではないということです。夏休み的な長期休暇もあるにはありますが、GP京都の時期に合わせて設定はしたもののリミテやりたくない&一緒にいく友達おらずで持て余しているってことは別に言わなくてもいいか。親父が小学校の先生してるんですが、なんで小学校の先生になろうと思ったの?って訊いたら「小学校の頃が一番楽しかったんだよね」って言ってたので、それと全く同じことだと思います。


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小学校の夏休みの、今までやったことないことするぞ・行ったことないところいくぞっていう気持ちとか、いっぱい本読んだり図書館に通ったり、学校のプールに毎日行ったり友達の家に入り浸ったり、一人も知り合いのいない子供キャンプの集まりになぜか放り込まれて友達がたくさんできたり、海に行ったり山に行ったり、あの感じがいい歳した大人になった今でもずっと続いていて、この季節になると無条件でワクワクしてきます。自主的に夏休みを2年ほど取得してみたりモラトリアムをアレしすぎて社会に出るのが遅くなったことと何か関係があるかもしれませんが、心を病むほどのことではなかったし今は仕事と遊び、どっちも全力を地でいく感じです。地獄のミサワ夏を謳うこのキャラの名前がアレなことともきっと何かの関係があるのでしょう。私たちは常に関係で成り立っています。


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ということで今年も無事夏が来ましたので、夏休みの神として全力で楽しんでいこうと思います。今は「どうせすぐ飽きるだろ」と思っていたこのブログがあるので、ブログを軸に面白いことや楽しいことができないかと考えているのですが、やるぞ〜と意気込んで書いたものほどやらなくなることが目に見えているので極力頑張らないことを目標にしていきます。とりあえず夏だ!と思って書いた記事にはのタグをつけていき、夏が終わった後でタグ付けした記事をぼんやり眺めながら「あの頃は本当に楽しかったなあ」と過去に思いを馳せつつ来年の7月までまた死んだように生きて行く予定です。もともと直近の学生時代=専門に行ってた頃は展示会の感想レポートみたいな課題が無限に出ていたんですが僕はあれ結構嫌いじゃなくて、行くたび思ったことを書き残して行くのは楽しいという刷り込みが完成していますのでどっか行って書いて行って書いてってしたいんですが、今の所旅行の予定はゼロです、GP京都も静岡の日本選手権も別にそんな行きたくならないなーって思いました。まあとにかく8月までは夏の記事をたくさんやっていきます。究極超人あ〜る鳥坂先輩みたいに息抜きの合間に人生をやっていくのが目標です。何はともあれまずは目の前の夏を楽しんでからだ!!行くぞッ!!

playlog:レギオンズ!ダンタリオンマスターズ

legions.flipflops.jp
随分前のことになってしまいましたが無事抽選に当たって行ってきました。
抽選24人+当日8人の定員32人だったんですがなんか24名でスタートしてました。解せん。


legions.flipflops.jp
ルールは上記。第一弾ブースター発売日の翌日に2BOX分くらいはプレイしたんですが、初手の3枚が決められる以外は引き運に左右されまくるので、MtGのパックウォーズとドラフトの中間くらいの、どうにかなりそうでどうにもならないみたいな感覚があります。
最初に剥いた2パックから3枚ピックして1戦したあとは、自分がゲーム中にピックしたカード全て+残った山札と捨て札のカードからランダムに分配し、合計が20枚になるよう整えて次ラウンドという感じです。


R1 緑黒 女王の護衛戦士リコッテ/神代の剛力/神託の巫女ナユタ

絶佳刀姫『サクヤヒメ』はあるものの赤白でうまくまとめられそうになかったので流して、緑のバケモンこと女王の護衛戦士リコッテがあったので緑に寄せることに。時間ギリギリまで悩んで相手のロードを流す用の神代の剛力と、アド差をつけられる神託の巫女ナユタの3枚でGO。
相手は序盤から攻めてくるタイプの赤緑で、リーダーオープンの時点で荊棘の女王『シュカ』までは予想して神代の剛力で流せたものの、返しの流した白黒のロード、黒鍵の騎士『マリアベル』が止められず負け。リコッテいらねえー。このゲーム肉のプレッシャーがなさすぎるな。
ちなみにここで戦った方がそのまま全勝優勝でした。

R2 赤白 侍衆カンゲツ/ホーリーゴレム・ルチア/白刃一閃

2戦目にしてサクヤヒメどころか封入されてたロードが全部相手に流れたのでマジでこれどうしようもないのでは…と鬱々とするも、気を取り直して手持ちのミニオンの中で一番硬そうなゴーレムを軸にした赤白で行くことに。他はなにも色が合わず。
相手は確か緑黒だったと思うけど、展開が遅れている間に中コスト域のミニオンを大量に取り、流れてきた告死天使『アズラエル』を最終的に叩きつけて勝ち。白刃一閃は打ち返しが怖くて手札に持ったまま日和って使えず。

R3 白黒 告死天使『アズラエル』 /ホーリーゴレム・ルチア/蒸気装甲兵

せっかくなので取れたアズラエルと、さっき活躍したホーリーゴレム・ルチアを軸に耐えていく方向、悩んだら手癖でコントロールに寄せてしまう。ビッグダディこと蒸気装甲兵の威圧3もきっと硬くて強いはず。
相手は緑白で、目論見通り蒸気兵が相手の低コストビートを止めてくれてアド差がつき、ホーリーゴレムの貫通や途中で取れた吸血姫『アコニー』で相手のライフを削っていって勝ち。アズラエルは重くて使わず。

R4 白黒 吸血姫『アコニー』 /蒸気装甲兵/すねこすり

アコニーをさすがに使っていかないとまずいと思いつつも、攻め側にシフトできるような低コストのカードがなかったので、流れてきたすねこすりを取ってビッグダディとともに耐えていく方針に切り替え。
相手が赤白の超高速ビートで、白刃一閃を軽減して使いまわされて終始押される展開の末、最後はどうにもならないスイッチアタックで速攻ついて綺麗に削れて終わり。すねこすり自体は何度か相手のミニオンをバウンスできたものの結果だけ見たら意味なし。本当に耐えられない。

R5 赤白 吸血姫『アコニー』/白刃一閃/ゴブリンソルジャー・リナ

使わなかったアズラエルが相手に取られて、手持ちはアコニーのみだが他の攻めの強いカードと全く色が合わず、でももう耐えるコントロール戦術は取れそうにないことがよくわかったので、攻めるカードを2枚取ったうえで無理矢理アコニーをタッチ。これだきゃ流すわけにはいかねー。
相手は白緑で、1tヴァンガード・スピカから神託の巫女ナユタをタイムラインにセット。アド差がついてはいかんと押せ押せで攻める。
けっこう削れはしたものの相手も捌き切るのは不可能とばかりにすれ違いでお互いライフを削り合う展開で、相手の白ロードも強く返しの盤面差で負けそうなところにこちらのアコニーが魔眼込みで間に合ってジャスト本体6点で勝ち。

戦績:3-2。



上位は1位から赤緑・赤黒・緑黒で、みんな1戦目に取ったカードを継続して使用していたみたい。
当然ですが完全ターン制なので超〜殴り得環境でしたね。最近のデータカードゲームとかもだいたいそうですが、防御側に選択権がないゲームであることを侮っていました。
発売時のダンタリオンドラフトでは構築戦のためにいろいろ試すみたいな感じでカードパワーの理解が甘かったのも勿論あります。リコッテとかもうぜってー取らないし。
迷ったら攻めよりも受けを考える性格なのも影響してたなと思いました。もうちょっと意識的にならないとまずいかなー。

他に気づきとしては…取り切り+ランダム分配で対戦相手と条件は同じはずなのに、自分がパックから引いたレアが最終的に自分の手元にないのがかなり落ち込むというか、言ってしまえばかなり頭にきますね。
結局最後に残った20枚にはロードレアなし、勝ち負け勝ち負け勝ちの3-2で終えて思ったのは、楽しさよりも負けた敗北感や不快感の方が強かったという気持ち。
自分が負けた時に限ってロードレアが移動してるところもあったので、勝ってたら文句は言わないのかもしれないし、自分の思っていた通りに相手の攻勢を捌けなかったり受けが成立しなかったりという部分もあるだろうし、オープニングフェスタでtop8に残ったことで、心のどっかでまあ負けるわけねーだろって調子に乗ってた部分も確実にあると思うけど。
「黎明期のマジックに存在した、アンティ・ルールがなくなった理由の一端に触れた」と捉えるべきか、「リミテッド特有の悔しさを盛り込むことに成功している」と捉えるべきなのか…。

なんにせよようやく理解できた「殴り得」というコツを証明するためにもう一度くらいはダンタリオンドラフト大会出たいなと思いつつ、公式HPのイベントリストにダンタリオンドラフトでの開催がないのを見て溜息をついてる次第です。池袋のホビステまたやるって言ってなかったっけかなー。
おとなしく構築やりたいけどこの夏はモダンが忙しそうなのもあってどうしよっかなーつってるとこです。

header illustration : yohoro

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阿佐ヶ谷chilloutのヘッダーがいい感じになりました。普段とてもよく遊ぶyohoroにイラストを起こしてもらって僕が調整したような形です。いいでしょう。彼は気のいい奴なんですが自分のイラストをもっと評価される場を求めていたので、僕のブログのヘッダーを描くことで彼は実績と掲載の場を得て、僕はいい感じにオシャレなブログになるというwin-winの関係を思いつき、そのアイデアの対価として煮卵をおごってくれと持ちかけることで煮卵分のアドを得ようとしたのですが、「よっしゃ今日帰ってすぐ用意するから煮卵はまた今度ね」という100点の断り方をされて煮玉子は手に入りませんでした。とても残念です。願っただけでは実現しないなんてどれだけ理不尽なのかしら!仕方なく一人でラーメン屋に行って煮卵を足しました、前日に宮郎を食ったことも忘れて…。そういった生活のことをもっと発信していければと思います。よろしくお願いいたします。

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今遊びたいドリームキャストのゲームソフト

友人がドリームキャストを買ったのにあんまり遊んでないので面白そうなゲームを探しました。実質自分用のリストです。
他のゲームハードに移植されておらずDCでしか遊べない / DCで遊ぶのが一番スマートなゲームの中から見繕っていきます。

ドリームキャストのゲームタイトル一覧 - Wikipedia


戦国TURB

www26.atwiki.jp
1999年リリース。天才の作ったバカゲー。こういうのはやってみてハマるかハマらないかの二択。
ファンディスクが出てるとかPC-98版が存在するとかって情報の時点でドキドキしてくる。プレミアついてるけど1200円くらいでまだ普通に購入できるレベルだけど、ファンディスクは3000円くらい。

セガラリー2

gamers-high.seesaa.net
1999年リリース。レーシングゲーム。高騰こそしていないものの評価が高く、名作を上げるスレのログを見るとだいたい一人は上げてる人がいる。
レーシングゲームは奥行きとか最低限情報のわかる画質があればあとはシステムや操作感で楽しめる、ということが去年マリオカート64をやってわかったので、このゲームも今やってもそれなり遊べるんじゃないかと。
AC筐体かドリキャスwindows版が出てるけど一番遊びやすいのはドリームキャスト版ということになるだろう。

スーパーマグネチックニュウニュウ

www.genki.co.jp
2000年リリース。アクションゲーム。タイトルとジャケットが良すぎる…。1998〜2000年のグラフィック、初期のポップンミュージックとか。
価格(400円)とレビューからして難有りの微妙ゲームっぽいけどある意味当時の空気感ってこういうところにあるんじゃないかと。1回やってみるはアリ。

ILLBLEED

jp.automaton.am
2001年リリース。B級映画を模したとかく有名なバカゲー。こういうのは一度実機で触ってみたさアリ。むしろ実機に一番価値があるというか。
これは結構なプレミアがついていて5000円ほど。

超鋼戦記キカイオー

www26.atwiki.jp
2001年リリース。パロディ多めの3D格ゲー。AC版はグラフィックがしょぼすぎて即撤去だったけどドリームキャスト版は画質が向上してるとかって話。
ドリームキャストでしかできないという点で微妙にやってみたい。ソフトは3000円くらい。
マッチングサービス対応版のソフトは新曲が2曲と若干のバランス調整がされているが、通販限定販売だったため9000円ほど。

ゾンビリベンジ

dic.nicovideo.jp
1999年リリース。ダイナマイト刑事系アクションゲーム。アーケードの移植。
これも文化として成り立つタイプのバカゲー。かなり遊びたい。難易度高めらしいのでアーケードで触るよりもソフトで遊べるのは良いだろう。
今アマゾンで600円くらい。気づいたときには高くなってる可能性もある。

アニマスター

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アニマスター - Wikipedia
2000年リリース。ポケモンモンスターファームを足したやつ…らしい。ガチで書きかけのwikipediaページがいい味出してて思わずスクリーンショットを撮りました。
超つまらなそうなジャケに反してバグやバランスブレイカーもとくになく、Amazonレビューも「それなりに楽しめたので星4つです」が3件並ぶ。なにそれ。
カードゲームのシステムを採用したGB用レースゲーム「アニマスターGB」
ゲームボーイカラー用ソフトのアニマスターGBは育成+レース+カードゲームらしい。なにそれ。たのしそう。

ハンドレッドソード

ワンハンドレッドソード [ 100SWORDS ]
2001年リリース。リアルタイムストラテジー。国産のコンシューマ機RTS。モデムを介してのネット対戦ができた。リンク先は熱意のあるファンサイト。
一人用のストーリーモードの出来がよく、RTSの入門に丁度いいとの評。イラストも良いしやってみたい。

MAGIC:The Gathering

ドリームキャスト版マジック:ザ・ギャザリング - MTG Wiki
2001年リリース。初のコンシューマソフトのマジック。収録は第6版+再録カード数枚。デッキ40〜80枚で構築するルールがちょっと特殊かも。歴史的な一作だしやるのもよかろう。でも微妙に高くて3000円くらい。青緑フェッチとどっち買うかやな〜…

アウトトリガー

アウトトリガー
2001年リリース。元はアーケードゲームで、貴重な国産FPS、しかもスポーツ系。
パッケージにはマウス型コントローラが同梱していて、右手にマウス左手にコントローラというスタイル。超やってみたい。マウス付属で売ってるのを探さないと。

コズミックスマッシュ

コズミックスマッシュ [基板のみ] | 中古 | アーケード NAOMI用基板 | 通販ショップの駿河屋
2001年リリース。テニスでブロック崩しをする…らしい。すごいマッシヴなジャケット。
元はアーケードゲームらしいけどwikipediaにもページがなく、DC版は結構高騰していてAmazon価格よりもNAOMI基盤の方が安い。話つけられるゲームセンターに持っていく方が早いまである?

タコのマリネ

女の子PUZZLEゲームレビュー(タコのマリネ)
2001年リリース。幼女を動かしてギミックを解いていくパズルゲーム。めっちゃ絵かわいくないですか?
wikipediaにも項目がないしタイトル単体で検索してもクックパッドのレシピがすごい出てくる。
ゲーム画面を見る限りキャラクター部分はペーパーマリオみたいな3Dで平面を動かしてる感じなのかな、それよりもプレイ中画面左下にずっと表示されてる鬱病の化身みたいなニコニコマークが気になる。2300円くらい。



現状XBOX360のゲームも結構な量を積んでる最中だし、プレイする機会は当分先かもしれませんが、ゲーム実況とかパート分けされたプレイ動画でいくらでも情報が得られる昨今だからこそ実機の感触や体験を大事にしていきたいもんです。人生は長いようで短い…。
該当のタイトルに限らず面白いソフト持ってたり知ってる人いたら教えていただきたいところです。でもアスカ見参の話をした奴はブロックします。

おふろcafe utatane

ofurocafe-utatane.com
特に予定はないけど家で作業しないといけない土曜の昼。前日に終電まで飲んで帰ってきて風呂も入らずにドロドロの状態だったので、リフレッシュも兼ねて行ってきました。


ure.pia.co.jp
ヨッピーさんの記事を昔読んで「キョエー!!絶対行く!!」って思ってたものの地味な遠さに二の足を踏み続けていて、「楽しい活動にリソース割いていく」の一環で行ってみることに。一人だけど楽しかったら今度友達誘えばいいし、フットワークは軽めに。

ちなみに第二候補である新宿のテルマー湯は1日いて2600円くらい。事前に調べたおふろcafeは1日1260円なので、杉並区某所からの電車賃を含むとだいたい同じくらいの金額。それならまあええかと。

行ってみる


電車で1時間くらい揺られて大宮。移動中はずっとジャンプ+の銀魂(今月は1話〜200話まで無料)を読んでたのですぐでした。話数が進むにつれてセリフの文字がどんどん小さくなって超読みづらいよ〜。
大宮からはシャトルバス的なやつも出てると見せかけて日中は走ってなかったので、ローカル線に乗るついでに一旦大宮のカードショップを物色するも無が転がっていました。ホビステは小・中学生が多くていいですね。未来がある。



鉄道博物館駅までちょっといいモノレールみたいのに乗って一駅、一緒に降りた家族連れはみ〜んな鉄道博物館の方に吸い込まれて、10分くらい線路沿いを歩いたんですが天気も相まって退廃的な空気感が凄かったです。こういうのをディストピアって言うんだと思ってたけど違うらしいですね(最近のネットの話題)。



入り口こんなでした。線路の下の敷地を縦長に使っている施設みたいです。ちなみに近くにはファミマとデカいパチスロ屋しかなかったです。
中に入ると支払い用のリストバンド(昔アキバで東京レジャーランドがオープンしたときにあった後払い用のやつ)と館内着とタオルのセットを渡されてすぐ入館。思ってたより狭いというか人がかなりいっぱいいる…親子連れよりもカップルが多そうに見える。うっすら嫌な予感がしながら一旦風呂へ。

ふろ

設備は綺麗でしたが長居前提という感じで温度は全体的に低めでした。ヨッピーさんの記事の通りナトリウムの含有量が高くてずっといると芯まであったまるような感じがします。端にテーブルと椅子があってボードゲームが遊べるとこがありましたが子供が二人でずっとオセロやってていい感じでした。未来がある。
綺麗になったとこで作業モチベが戻ってきたので、出て作業スペースへ。


館内

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自由に使えるマックでずっとヘッドホンしたままインターネットしてる男子小学生、館内着のままレポートを書いてる女子高校生、あとは全部カップルです。作業スペースは電源が使えるので充電しながらスマホで動画を見るカップル、横に向けてなんらかのリズムゲーをプレイするカップル、ハンモックにカップル、うたたねゾーンにカップル、レストランスペースでくつろぐカップル、ロフトゾーンにはガチで添い寝するカップルしかいませんでした。だいたいこのあたりで精神的には握りつぶすと目が飛び出すキーホルダーみたいな感じになっています。コミックスのある棚の近くの椅子とか「ちょっと座っててもいいですよ」みたいなエリアにコミックスに没頭する独り身の男性、そしてその隣にカップル。窓の外には埼玉新都市交通伊奈線の高架下の空き地に鬱蒼と茂る草と曇り空。滅びゆく世界で最後に残されたシェルターで細々と暮らす人々を想像しました。一刻も早く「外は危険だが文明が残っているはずだ!」って若い衆を先導してそのまま未知の生物に遭遇して全滅したい気持ちです。一言で言えば帰りたかったです。
ちなみにあんまり広くない施設なので親子連れも、子供には漫画かインターネットを与えて放置しつつ親はゆっくりマッサージ(か、もしかしたら外のパチンコ)という択が取れるみたいでした。少年がだらっと館内着でNARUTOを読んでるのは良いです。世界一良い。
クソデカため息が止まりませんが気を取り直してwifi使って作業。下に二人弟がいて一人はバンドマンでもう一人はパリピ。パリピの方に頼まれた仕事でSoundCloudでEDMを聞きながら黙々とイラレをパチパチやっていきます。なんやかんやで4時間くらい作業して、一回風呂に入り直して帰りました。wifiが切れたりはなかったしそれなり捗りましたが隣のカップルが一枚の毛布にくるまりながら漫画を読んでるのが視界の隅に見えるたび心の中のナインハルト・ズィーガーヴァー!って言ってました。

帰る

帰りはシャトルバス的なものが出ている時間だったんですが「的なもの」でしかなく、ちょい大きめのワゴン車で9人まで大宮駅へ送ってくれるやつだったんですが普通に埋まってておじさんにダメですって言われました。
街灯のほとんどない真っ暗な道を鉄道博物館駅まで歩いて帰りました。こういうスーパー銭湯に限らず、風呂は生活のためにあるものなので、基本的にはどんな温泉施設に行っても地元住民の割合のが多いものです。その地域の暮らしが感じられるところが、銭湯を愛するポイントの一つではあるんですが、まさか埼玉県の高校生カップルの聖地になってるとは思いませんでした。おふろcafeで検索したら「女性に大人気!」みたいな記事がいくつか出てきたんですが、もっと郊外のほうの施設でも同じような感じなのかそれとも違うのか、まあこれ以上遠くの施設にはなかなか行こうと思わないので確認する術はないんですが、一人だし車乗らないし。



そのあと

高円寺で友達とワンタン麺食ったあと小杉湯に入り直して帰って暖かくして寝ました。小杉湯は最高。久しぶりの銭湯記事がこんなんですいません。

sentosakaba.com

運転免許証再発行手続

去年財布無くしてから免許の再発行をしてなかったんでクラムボンのライブ行くのに合わせて休み取って平日の日中に行って来たんですけど、手続きの途中で期限切れてて失効してることが発覚して、別に急ぎで必要な用事なかったんですが窓口をたらい回しにされてたら講習受けることになってて、結局免許は手に入ったものの貴重な有給が潰れて本当に気分悪かったのでここに書きつけておきます。

1:書類書かせすぎ

引っ越し後に免許の更新行ってなかったので、住所変わってる気がするなと思っていちおう区役所で住民票を発行してから行ったんですが、料金を払う段階で1回、再発行の手続きでもう1回、失効してたので更にもう1回住所と本籍を書きました。住民票は本籍の確認と現住所の確認で役には立ったものの、確認できるならそれ一つでよくない?また書類書く台に「虚偽の申告は〜〜〜円以上の罰金です」みたいにデカデカと書いてあるのもスーパームカつく。

2:何にも言わずに失効手続きに回されて思ってた以上に時間がとられた

これはまあ平日に免許センターに来てる時点で免許が必要なんだろとなるのはわからんでもないですが、さっさと終わらせて友達の家に遊びに行きたかったので、いつ終わるんだと思いながらいろんな窓口をたらい回されたのち最終的に講習に案内されたのはかなりガックリ来ました。金も払ってたし目の検査とかも終わってたのでそこでもう帰るとかって言えないし。

3:講習のビデオが感情を煽りすぎる

僕は生まれも育ちも都内なので免許とったときにしか車乗ったことないんですが、何度目かのことながら講習はめっちゃ事故の悲惨さを伝えて来ますね。年間の発生件数と事故の起きやすいシチュエーション、残された遺族の気持ち。極めつけは最後にさだまさしさんの「償い」っていう曲が爆音で流れて、曲の最後に「この歌は実在の事件を元に作曲されました」ってモノクロの家族写真の上に赤字で表示されて超怖い。ホラーの文脈じゃん。その後「それではこれで講習を終わります」の言葉と同時に拍手するおじいさん。その横で目元をハンカチで拭くおじいさん。僕も感動しました。もう二度と車には乗らない。なぜなら事故が怖いし遺族が悲しむから…。


半年くらい免許なしで行動してたんですが会社の保険証だけでなにか手続きがダメになるときは一度もなかったし、免許が必要な用事があったわけでもなくて、前あったものがないからっていう理由だけで取りに行ったんですけど、若い連中はみんな暗い顔してたし休みは潰れるし少なくないお金持っていかれるしであまりにメリットないなと思いました。若者の車離れ上等。事故が怖いのでこのさき自動車系のコンテンツはジャイロゼッターみたいなやつ以外全部無視します。都心に住んでる限りは車なくても一切問題ないしこれ以上田舎に移住する予定もないので、来年のフリクリ新作見たあと絶対ベスパ乗るぞってテンションにならなければもう更新とかしないで生きていこうかと思います。それにしてもマジで楽しみだなーフリクリ




www.cinematoday.jp

clammbon モメントツアー2017

www.clammbon.com
ライブに行ってきました。
もともとクラムボンは高校生のとき、「てん、」の発売時に友達の勧めで聞いたのが最初で、気に入った曲を無限に聴き続ける性格のもとバイタルサインだけを一生聴いていました。そのあと専門行ってた時期に苺ましまろにハマっていたとき、茉莉ちゃんが好きだったんですが「茉莉ちゃんは大きくなったアナちゃんの影響で絶対シカゴ音響派を聴くし最終的にクラムボンにハマるよ」とまた別の友達づてに言われて全部信じて「Carnival」の時期にそれまでのCDをまとめて聞き込んでいました。

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「Folklore」が好きで、昂じて呪いとなりました。ずっと聴いていたけど、クラムボンを聴くことが当たり前すぎてそれ以上新しい情報を入れることはありませんでした。iPodiPhoneが新しくなるたびアーティスト単位で曲をインポートして聴いていました。苺ましまろのことを考えなくなっても、交友関係が変わっても。

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GP静岡の1日目の夜にホテルで参加者リストに自分の名前がないことに気づき、次の日僕だけちょっと早めに出て、静岡駅からツインメッセまでの道程、バスを待つ人で溢れているバス停を見て歩くことを決め、まだ寒い朝の空気の中を一人歩いているときも聴いていました。出れなかったらどうしようと思いながら、方角だけ合わせて知らない路地に入り込んで行きました。不安と焦燥に押しつぶされそうになりながら道を曲がった瞬間、突然目の前に八幡山が現れました。山としては大した大きさではないですが周囲が普通の住宅街だったこともあって面食らいました。そのときに聴いていたのが「Long Song」でした。たったそれだけのことでしたし、そのあと普通にGP静岡の本戦にも出ることができたんですが、なんなら普通に初日で負けた本戦よりも強く印象に残っています。帰りのバスでも聴きながら、そういえばライブ行ったことないな、と思いました。

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そうしてチケットを取って行きました。弟のバンドよりも大規模なライブに行くのは5年ぶりくらいでした。クラムボンは一昨年メジャーレーベルから脱退して、いまは自主活動を行っているそうでした。事実上の新譜である「モメントe.p.」はライブ会場か販売希望店でしか入手できないらしく、それも去年のリリースだったので手に入らないだろうと思い、ライブまでの間特に聞き直すようなことはありませんでした。普通にいつも聴いている曲をいつものように聴いていました。生活で、日常でした。

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会場で音が鳴った瞬間、原田郁子さんが歌い出した瞬間、今までの生活と日常が全部ブッ壊れて、その破片が全部光を放ち始めました。眩しかった。「超良かった」以外の言葉で表現するとしたらそれしかないと思いました。セットリストはほとんどがモメントe.p.とモメントe.p.2の楽曲で、初めて聴く曲ばかりでしたがどこかに懐かしさを感じてもいました。知っている曲はどれも昔聴いていたときの思い出を引き連れてきて、それらの中には暗い気持ちになるものもあったんですが、それさえも光を放つ良い物になってしまいました。folkloreなんかは思い出で自傷する時用の曲筆頭だったんですが、後半に初めて聴く明るいアレンジへと繋がった瞬間に、呪いが解けて全部許してしまいました。アンコールの「タイムライン」で、全部良くなってしまいました。

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今は会場で手に入れたモメントe.p.とモメントe.p.2を聴いています。カラスは真っ白group_inouも知ったのが遅すぎて一度もライブに行けず、そもそもライブに行こうと思うことが全くないまま過ごしていたんですが、本当に行って良かったなと思っています。初めて聴いたときから10年以上経っているのにまだ活動してくれていてよかった。9月の空気公団との公演にも絶対行きます。ライブに限らず楽しい物事にリソースを使っていくのは最高だし、それが自分の過去に強く紐付いているものほど今の自分への影響が大きいので、価値観や思い出をどんどん破壊していこうと思いました。