阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

playlog:BIOSHOCK2

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惜しいすぎるなと。検索して読んだ他の方のレビューと大体同じ感想なんだけど、2を初見の人でも遊べるようにテネンバウムをちょっとしか出さず、続編として遊ぶ人を楽しませるためにボイスレコーダーにライアンをいっぱい出して、ハッキングも武器切り替えもテンポよくして、ついでに敵のビッグダディも弱体化させてと、プレイヤーの間口を広げようとした結果優等生すぎてどこにもひっかからない出来になってしまった。というか2として出すのに新規を取り入れようとか前作とは別のところに話の軸を持ってこようとかちょっと考え難い展開なので、開発にも社内政治が色々あったんだろうなと邪推する。ここはゲームにおけるナンバリングの扱い方というテーマで掘り下げられそう。でもRaptureの建物の美しさや40年代アメリカの底抜けに明るい文化を感じられるようなステージの記憶はなかったし、シナリオ的にも悪巧みをしているボスの関係者が順次出てくる形の政治的な進行で、矛盾こそなかったものの意外性のある展開とは程遠く、とにかく物足りないところがいっぱい言える凡作だった。

僕が加えて思うのはプレイヤーの感触の部分で、まず今作は主人公がビッグダディのプロトタイプなのでプレイヤーの重量がすごくて足音がでかい。ドスドス歩く。常時薄暗いラプチャーの中を徘徊するのに足音がでかいとスプライサーも寄ってくるんじゃないの、そうじゃなくても物音に聞き耳を立てながら動くことができなくて煩わしい。ビッグダディだからスティック押し込みダッシュもない(これは前作もなかったような気がする)。ピストル相当の武器がなくリベットガンはすぐに弾切れを起こすので遠距離武器を何種類も使うけど、武器強化のスポットは少なく(多分隠されてるのを見つけてない)強化できるのは数種類に限られるし、マガジンはどれも小さめでリベットガン以外もすぐに弾がなくなる。なるべく頭を狙いたいけどクロスヘアじゃなくてポイントサークルでちょっと狙いにくいし、スプライサーはかなり俊敏に動く。結局色々試した結果、ドリルダッシュを使ったら上記の煩わしさから全部開放された。敵を見かけたら射線が通ることを確認してドリルダッシュ。フーディニ・スプライサーさえも一撃。超気持ちいい。ビッグダディはこうでないとね。ドリルダッシュ一撃で倒せない敵のビッグダディとブルート・スプライサーに遭遇したらドリル以外の弾薬を撒き散らせば良いと。したら今度はドリルの燃料が尽きに尽きて、自販機を安くするトニックを複数つけて後半は常に購入するようにしたけど、最終的にこれはどうにもならなかった。全部割り切ってドリルのみ推奨するようなトニックなりカスタマイズがあってもよかったと思うんだけどなー。プラスミドリラーのドリル特化みたいなやつ。
2017年にもなってXBOX360でプレイしてたけどマルチプレイはもともとやる気ないしDLCもないしでもっと早々にPS4バイオショックコレクションに手を出しておけばよかった。今年の正月にバイオショックを300円で買ってGWにクリアしてそれからバイオショック2買ってという感じで、今年入ってからヨタヨタとゲームやってる感じなのでしょうがないといえばしょうがない。インフィニットはコレクションでプレイしようと思います。