阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

2015年鷺ノ宮大賞

帰省先でやることがないので書いた

 

 

1.アニメ部門 - 血界戦線

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1巻発売当時から待望のアニメ化。出来そのものよりもアニメになった事で内藤先生がずっとTwitterとかトークショーで楽しそうにしてるのを見る機会が沢山あったのがよかった。どのくらい素晴らしい出来かというと終わるのが嫌で最終話をまだ観ていないくらい素晴らしい*1

 

 

2.映画部門 - キングスマン

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Twitterの前評判と予告の楽しそう感を信じて本当に良かった作品。教会での大連続殺戮シーンが超かっこよくて、今まで見てきた数少ない*2映画の殺陣シーンの中でもぶっちぎりの名シーン。日本版ポスターもクライマックスの花火をうまく使っててこれはこれでいいセンスしてると思う。海外ポスターはちょっとオマージュが過ぎるのもあって。ディスクも買っておきたい。とりあえずは月末に新文芸坐でコードネームアンクルと同時上映に行ってから。続編制作の話があるそうなので続報があるまでは生きていようと思った。

 

 

3.家庭用ゲーム部門 - スプラトゥーン

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2015年に起こった革命のひとつ。爆発的に普及した新しいゲームは普段絶対に遊ぶことのない知り合いとの繋がりになるとわかったことが一番よかった。良いゲームは人と人とを繋げる。アミーボも普通に小売店で買えるほど再生産されてよかったよかった。

 

 

4.アナログゲーム部門 - 王たちの同人誌

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ゲーム部分がどれほど運要素が強くておおよそ技術介入の余地がなかったとしても、外側のフレーバーが死ぬほどよく出来ていたり同卓した相手のノリが自分とピッタリ合うならそれはものすごく楽しく、楽しいゲームは良いゲームであるということを改めて考えさせられた一作。予想を遥かに超えて、ボドゲ会以外でもあらゆる場で需要のあった鉄板ゲーム。敗者が勝者の推しカップリングの同人誌(の表紙っぽい絵)を描くという誓約のもとで行った一戦は今でも忘れられないベストバウト。

 

 

5.クソゲー部門 - ナイツオブグローリー

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楽しく遊んでいる読者諸氏がもし居たら本当に申し訳ないがこれも個人の好みということで挙げさせて頂いた。スタミナ上限に対する莫大な経験値テーブルや、他の連動キャンペーンアプリの中でマイページボタンの位置がオンリーワンであることとかを、膨大なユーザーを持つメンテの行き届いた他のブラウザゲーやソシャゲとどうしても比べてしまうせいですさまじく不自由なゲームという印象。一月近くかけてレベルを上げ手に入れたグラブルのガチャチケで出たカルテイラと共にアサルトタイムに島ボスハードを回るたび、スライムのPOPを祈りながら攻撃するボタンを連打していたあの日の事を思い出す。

 

 

6.インターネット記事部門 - 『村上春樹いじり』を書いたドリーくん、「もう何もしたくない」って本当?

liginc.co.jp

紳さんのいた頃から定期的にチェックしてるLIGブログから、去年は野田クラクションべべー氏のアメリカ横断もすごい面白かったけど、一番心に残った記事はこれ。インターネットの中にいる面白い人に、やめないで、って言いに行くだけの記事。確かにインターネットには面白い人が沢山いて、今まで読んできた日記やニュースサイトのいろんな人達に憧れて今でもこうやってブログを書いてるわけで、そうした中に何も言わず消えてしまっていった人が確かにいて。菊池良さんがそういった自分と同じ時代のインターネットを生きてきたことが一撃で伝わったことと、鷺ノ宮自身はむしろ今まで消える側の事のほうが多かったから、やめないでって言ってくれる人の存在がとても眩しく見えたこと。ドリーさんのことも村上春樹のことも全然知らないけどすごく心に響いた。こういう記事がもっともっと評価されてほしい。

 

 

7.マンガ/同人誌部門 - 高田馬場のミカドちゃん

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www.pixiv.net

この漫画を挙げたいがためにマンガ部門を2つにわけたまである。左藤真道先生のセガサターンエッセイ「第六惑星より」をきっかけに、自分もゲームのマンガ描いたろと思うほどにゲームを題材にしたマンガを追いかけてた2015年、読んでたものの中でこれが一番心に響いた。とよ田みのる先生・不朽の名作「FLIP-FLAP」を読み返すうち、対戦格闘ゲームの熱も盛り込めないか・伝えられないかと思っていて、プロレス編はそのアンサーに限りなく近いような気がした。ウメハラでは劇的すぎる。ハイスコアガールでは有名すぎる。これがミカドだからできたことなんだと思う。pixivだともう一本あるストリートファイター17アイス編が先なのでそっちから読んでね。

 

 

8.マンガ/商業誌部門 - 波よ聞いてくれ

www.moae.jp

2015年は渋谷のトリガーの存在に安心しすぎて自分からアクティブに掘ることをサボりすぎた年だったと今にして反省している。そんな中で多分一番読み返した単行本がこの1冊。理由はスプラトゥーン中たまたまずっと手元にあってロードのたびにめくってたから。当時の自分の境遇と重なる部分も含め、この笑いの向こう側にある出所不明の凄まじい熱と無軌道な勢いをもっと感じていたい。単行本でしか読んでないので続きを一生心待ちにする。2巻は2月23日発売(今調べた)。試し読みで第1話の魔封波みたいなとんでもない吸引力を今すぐ体感してくれ!頼む!

 

 

9.音ゲー曲部門 - ZZ/D.J.Amuro

www.youtube.com

「一番やった曲」ということで選出。曲が好きすぎて後半の大サビで緊張してしまうために未だにハードがつかないままPENDUALで30回、copulaも既に15回くらいやってる。一度寝かせる心の余裕がほしい。

 

 

10.買ってよかった部門 - 《森の知恵/Sylvan Library》

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ふつーに1積みするだけのレガシージャンドの必須パーツでしかないが、GP京都で有利取って勝ち切った試合は全て森知恵か《ミリーの悪知恵》をぐるぐるしてた時間が一番強く記憶に残っている。明確に買ってよかったと思うものってこういったどこまでも手堅い一枚だと思う。いつか自分の金でタルモ揃えてジャンド組んでまたドローステップ森知恵解決いいですかって相手に訊きたいとは思ってる。いつになるかは未来の鷺ノ宮に聞いてくれ。

 

 

11.クソbot部門 - 絵を描き始めた日向bot

本当はこういう場で紹介したくないんだけどなにもしないまま埋もれていくのも癪だしある種のしかたなさでもって紹介する。お絵かきに関する有益な情報と、とても雑にぶっこまれた瑞雲ネタ、絵がうまくない人あるあるの悩みなどがとても良いバランスで交じり合った一連のpostと、ある程度上手い人が描いてるやんけと突っ込みたくなるちゃんとしたイラストアイコン、それに対するフォロー/フォロワーの少なさと作者の不在感…全ての要素が絶妙なバランスで噛み合っている奇跡のbot。日向が好きすぎて変なこと言ってる気がするな?

 

 

何が良かったかを具体的に褒めたいという極個人的な欲求のせいで最高の作品たちにうんちがぶら下がってるみたいな記事になりましたけど2016年もムリのない程度に自分が何してたかを思い出す用の記録をつけていきたいと思い、ます。なんかよろしくお願いします。

*1:度重なる制作延期で完全に観るタイミングを逃した。誕生日とか、なんかめでたい日に観たい

*2:言うほど普段映画観ないので本当に多くない