阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

銭湯をめぐる①

銭湯お遍路を始めよう | 東京銭湯

思い切ってマップ買ったのでブラブラと回っていきます。26店舗から貰えるらしいけど近所のとこだけだとそんな数ないのである程度遠出をせねばならない。街歩きが捗ったログみたいな感じです。

 

 

 

■高円寺 - 小杉湯

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小杉湯 : 杉並区 東京銭湯マップ

高円寺駅北側に徒歩3分くらいの駅近。
自然回帰水というなんかよく知らんけど良い水のシステムを使っているらしく全体的にソレ推し。
広めのロビーはアーティストたちのギャラリーにもなっていて、銭湯にまつわる絵や造形作品が飾られていて非常に賑やか。
部屋を取り囲む額縁とともに本棚には漫画も並んでいて、なんか押見修造の揃いがやたら良かった。

湯船はジェットバス3種、日替わりの薬湯、そして常設のミルク風呂。
特にミルク風呂がすごい良くて肌がほんとにつるつるになる。ぬるめの湯船に浸かりながらミルクの香りに包まれるの最高以外の何ものでもない。鼻歌とか歌っちゃう。
水風呂は決して広くない、むしろ狭いのだが、お店的にも交互浴が推奨されてて使用者は相当多く、ちょっと順番待ちっぽい雰囲気ができてて面白かった。
深夜1:45まで営業していたり、自然回帰水が自由に飲めたり、コインで動くマッサージ機、番台で携帯充電サービス等、かなり頑張っているタイプの「今時」の銭湯。銭湯あんまり行かないんですけど〜みたいな人にこそ行って欲しいタイプの奴。
あと入り口の対面に飲み屋と定食屋があるのマジでずるいと思う。黄金パターンじゃん!!
最初は高円寺に住んでる友達連れて二人で入ったんだけど、別の日に一人で入りに来たレベルでお気に入り。

 


■中目黒 - 光明泉

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光明泉 : 目黒区 東京銭湯マップ

オモトピアの記事でヨッピーさんが入ってたところ。もしかしたら会えるかもしれない!!という期待を持ちつつ行った。会えなかったけど。
中目黒駅から徒歩5分くらいだが代官山方面なので代官山から歩いても行ける。(代官山〜中目黒間はメチャ近い)
写真見てもわかるとおりリニューアルしたての非常〜〜〜〜〜〜に綺麗な銭湯で、いつも入ってる銭湯らしさみたいな部分がみじんもない。ジェットバスが同じかもくらい。ほんとに綺麗。

ジェットバスの湯船、週替りで男女の入れ替わる露天、そして流行の炭酸泉。
全体的にぬるめで1番熱い露天も42度までしか行かない。全部デジタルで温度調整してるっぽくてお湯出る所の付近にいるとたまに熱いのが出てくる。
炭酸泉は表示温度が37度くらいだが、入ってると謎のぽかぽかが身体を襲ってくる。不思議な感覚だった。澄んだお湯の中では普通に見えてた皮膚の色が、お湯から上がると血流がメチャ良くなっていて真っ赤になっててスゴい。色白のおじいさんとか大変なことになってた。
普段交互浴するときはいつも、熱めの湯船に入ってそろそろ出たくなった頃に30カウント数えながら入って、のぼせてる状態になってから水風呂に数分ゆっくり入って…みたいな完全にキマった人の入り方をしているので、そういう意味ではちょっと微妙だったかな。ガツッと入りたい人はサウナ使うのがいいんだと思う。
ゆっくりとお湯に浸かることができる調整の銭湯なのでもっとゆっくりしたかったけど、後に予定入ってたのもあって1時間くらいで軽めに切り上げた。今度は全身ヘトヘトのときに炭酸泉入ってみたいな。

 


清澄白河 - 辰巳湯

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辰巳湯 : 江東区 東京銭湯マップ

諸用で門前仲町まで行って、近くの銭湯探したら水風呂のあるところが近くになかったので、少し歩いて行った。
銭湯の建物ではなくビルを改装して作ったようなつくりの銭湯。照明や窓の感じがちょっとプールっぽくて、レジャー感あって楽しい。

大浴場のような大きい湯船にジェットバスが二種くらいと、露天。
浴場の端にある小さい扉を開けると、露天に出れるんだけど、
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ここです。ここの手前にある通路の横が水風呂という扱いになってるぽい。
40cmくらいの浅いところに、たぶん20度超えてるくらいの冷たくも暖かくもない感じの水…水風呂って言っていいのかちょっと悩むレベル。
なんか壁についてるボタン押すと上から打たせ湯のように水が流れてくる場所があるんだけど、それもあんまり冷たくないし周りの人に飛び散るしでなんともいえない不思議な気持ちになった。
なんか気分はアレだよ、公園の水流れてるところに集まる動物みたいな感じ。友達には「ヤドンみたいだった」ってメールで話した。ヤドン風呂。

露天は見ての通り植木や石灯籠のある庭っぽい所を見ながら入れる。熱すぎずぬるすぎずの温度がちょうどいい。建物の周囲が閑静な住宅街なのもあってシン…とした中に風情を感じた。
その庭っぽいところを超えて歩いた先になぜか部屋があって、テレビと椅子と漫画が置いてある休憩所になってる。でもここまで来るのにお風呂の中を必ず通らないといけないわけで、部屋でマッパで椅子に座ってくつろぐ男達という風景になる。あまりにもシュールすぎる。ていうか俺眼鏡おいてきたから何も見えないし。
遠出するとこんなにも違う感じのところあるんだなあと思って楽しかった。露天のエリアは夏じゃなくて冬にまた来たい。
ロビーに全巻揃った闇金ウシジマくんと騒ぎながら入ってた刺青入れたヤンキーとの関係は想像したくない

 


東高円寺 - 昭和浴場

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昭和浴場 : 中野区 東京銭湯マップ

昨年末にマジックショーしますみたいなRTが回っていたときに知ってはいた所。
中野にある実家に帰って晩御飯を頂いた際に、帰り道に寄ろうと思ってた高砂湯(URL)が定休だったので代替案として行くことに。
名の通り「古き良き」を体現した建物に、100円で入れる激安サウナがあるということで遂にサウナデビューしてみた。

ジェットバスが二種類くらいと電気風呂と普通の広さの水風呂。サウナは3人入るとキツキツくらいの狭いとこ。大風呂はこの日は備長炭入りだった。
実際サウナ使ってみたけど、湯船の選択肢を課金で増やしてるって感じだった。交互浴のループに新しいパターンが生み出される。
風呂とはまた違った、汗を全身でかいてる感じが結構気に入ってなんやかんや1時間半くらいじっくり入った。今日はガッツリ風呂堪能するぞ!という日にはかなりいいと思う。めっちゃ暴論だけど一定時間経験値アップアイテムつかった稼ぎみたいなのに似てるかも(笑)
サウナの利用料は本当に100円で、しかも利用すると次回の無料券まで貰えるというまさに激安だった。他と比べたことがないからわからないけど安さゆえの悪さみたいなものは特に感じなかったかなあ。風呂場も掃除が行き届いてたし。
特定の曜日や日にイベントもやっていて、マジックショーを見れる日もあるそう。ロビーじゅうに飾られた賞状が誇らしげ。
この日は月曜日だったんだけどお客さんにプレゼントを配る日で、ふ菓子と蒲焼さん太郎を貰った。アド。店内の買い物30円引き券も貰ったんだけど、普段130円のコーヒー牛乳の値段がしっかり140円になってたのでこっちは微アド。
あと帰り際に番台にいたお姉さんがオタサーの姫的なしゃべりを常連っぽいお客さんとしててなるほどって思った。中野だからかな?


■春日 - 富士見湯

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富士見湯 : 文京区 東京銭湯マップ

この日は水道橋に用事があったのでちょっと歩いて春日の駅を超えたとこに行ってみることに。昔最寄りが春日の学校に通ってた時期があったので地理はちょっとわかる。

 

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歩いてる途中にシビックランドって名前の銭湯が潰れてるのを見つけて、そういえば学校通ってた時二回くらい来たことある!!って思った。てか潰れてるやん笑。立地いいと思ったんだけどな〜。石綿の検査証明書みたいなの貼ってあったから建築関係のトラブルなのかもしれん。大通りに面してるビルで隣のローソンとか未だ普通に営業してるのに突然隣が廃墟になってる感じがちぐはぐでなんか呪われてるみたいだった。

そこから歩くこと7分ほどで着いたのが、いかにも昭和然とした建物。ジーンと熱いものがこみ上げてくるほどに銭湯。
入ると番台さんが居なくて、脱衣所では地元っぽいおじいさんたちが超楽しそうに談笑してる。話しかけると「もうすぐ戻ってくっから先服抜いどったらええ」。自由すぎてほっこりする。
そうこうしてるうちに番台のおじさんが戻ってきて、タオル忘れたので買おうとしたら「そっちの方が安いからそっちにしな」つって教えてくれたり。高い方でも別にいいのにw優しさありすぎワロタ。この時点でこの店が相当好きになってる。

風呂はジェットバスが3種類と電気風呂、それといかにも薬湯を張り続けて来ましたという感じに汚れた浴槽。勿論中身は薬湯でちょっと熱め。
入って気づいたけどここ、サウナがない。銭湯めぐり始めて初サウナなしのお店。
この日はかなり早めで、日が高い時刻に入りに来たんだけど、地元のおじいさんたちが和気あいあいと身体洗ったり薬湯の温度の話してたりしてすごいあったまる。
浴槽もジェットバスでないところが深めで、しっかり肩まで埋まれる。ゆったりとしたムードの中で交互浴を6周か7周くらいした。
出た後は適当に積まれてたコンビニコミックを読んで(賭け将棋 血潮編)、コーヒー牛乳も入れる。買う時に一緒にスタンプも押してもらって、番台のおかみさんと話もした。阿佐ヶ谷から来た事を話したら文京区はあと7店舗くらいしかないと言われた。
ここのところ新し目の設備の銭湯ばかり巡ってたけど、昭和から本当にずっとこのままって感じの、無理に新しくしようとしてない銭湯でゆっくりするのかなり好きだ。死んだじいちゃんに昔連れてってもらった、家の直ぐ側の潰れた銭湯を思い出すからかもしれない。町に根付いてるって所がポイントなんだろうな。
この近くの学校通ってた記憶自体はほとんどが忘れたい思い出筆頭なのでまたここに来ることは難しいかもしれないが、こういった出会いを大切にしようと改めて思った。

 

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以上5件。備忘録的な形で。

…なんか普通の銭湯めぐりブログになってるけどいいか。