阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

fxxkin' decklog: "Hour of Mulligan" (Modern)

WARNING!!

A LONG ARTICLE
FXXKIN' DECK
IS APPROACHING FAST

警告:この記事はクソデッキが含まれています



邂逅編


破滅の刻、来たる───。

クソデッキビルダーを目指してから初の新エキスパンションのリリースである。
当然、この瞬間を首を長くして待っていた。

だが世間では口を開けば塩だの地味だのとつまらない話ばかり。
注目されていないからこそ…アイデアを掘り下げる余地があるというものだろう。

いち早くデッキを作ることで、他者との差をつけていく。自らの知識も増えていく。
これこそが上達のための最大効率のサイクルである。

だからこそ、情報の速度にはこだわらなければならない。
どこから誰がどう見ても強力なカードであれば。
それはいつ活躍してもおかしくはないからだ。


欲するのは「先駆者」の座。
誰よりも速く、デッキを成立させ、活躍する。
国内の群雄割拠のマジックシーンに名乗りを上げるのだ。



それでは大変長らくお待たせした。
本日の主役をご紹介しよう…破滅の刻の未来のトップレア!





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野火の永遠衆!!!!!!!!!!!!

その昔、骨の信託者という似たようなマナコストで似たような能力のカスがいて、まつがん氏も挑戦していた過去があるが。
今回はブロックさえされなければ踏み倒し確定という、もはやサプライズガチャチケットに匹敵する大盤振る舞い。
クリーチャーが年々強力になっていく…時代の流れを感じてしまいますね。

では既に最強であることが確定しているこの1枚をどう使うか、早速考えてみることにしよう。



構築編

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野火の永遠衆の最大の強みはもちろん、インスタント/ソーサリーをマナの支払いを無視して唱えること。
考えるまでもない、このカードが公開された瞬間から全世界の人間が理解している、カードに書いてあることそのものだからだ。
あとは最強のスペルを唱えるのみ。
モダンにおける最強マナコストのカードとは、即ち。




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ちらつき蛾の注入…いや違う!これじゃない。
親和って書いてあるし別に野火の永遠衆くん自体にはアーティファクトとの噛み合いなどない。
かといって他に普通に無限への突入を打つのも骨の神託者2(ツー)になってしまう。

きっともっと別のアプローチをするべきなのだろう。
永遠衆の強み、このカードが放つメッセージは、踏み倒し以外にもまだあるはず…。



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加虐4…これだ!!!

ブロックされると踏み倒せない代わりに、相手のライフを4点奪う能力。
野火の永遠衆とはつまり、本体ダメージか踏み倒しでのFATAL KOかを強要する、ダブルバインドクリーチャーだったのだ。そんなん見てわかるとか言うな



ということで明らかになった今回のオーダーは。

「スペルを踏み倒すと最強で、踏み倒さなくてもそのまま殴り倒せる」。

そんなデッキを作ること。



踏み倒すことに意義のあるスペルで、かつ永遠衆の活躍できるデッキを──





──もちろん、作り上げることができる。



◼︎16 クリーチャー
4 ケルドの匪賊
4 苛立たしい小悪魔
4 野火の永遠衆
3 ハンウィアー守備隊
1 大いなるガルガドン


◼︎21 呪文
4 稲妻
4 裂け目の稲妻
3 世界火
3 槌のコス
3 焼尽の猛火
3 神々の憤怒
1 反逆の先導者、チャンドラ


◼︎23 土地
14 山
4 山賊の頭の間
3 血染めのぬかるみ
2 ハンウィアーの要塞


◼︎15 サイドボード
4 血染めの月
3 大歓楽の幻霊
3 溶鉄の雨
2 力ずく
2 殴打頭蓋
1 神々の憤怒

dig.cards




「最強のスペル」とは何だろうか。
相手を一撃で屠ることだろうか?
相手の盤面をメチャメチャにすることだろうか?

それが両方ともできて、しかも相手でなく自分のライフや盤面さえもメチャメチャにすることのできるスペル。
それこそが最強の名に相応しいのではないだろうか。




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 世 界 火 。


マジックの歴史上、「最強」のリセット呪文。
お互いの場も手札全て消え、ライフが1点のまま、お互いに坊主めくりが始まるというとんでもないカードであるのだが。
普通に使えば公平なリセット…ではなく相手のターンのドローから始まるため、相手のほうが有利な状態から始まってしまう。


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無論それを許さずに、世界火によるリセット後そのまま勝てるカードを数多く採用している!
裂け目の稲妻は待機してから世界火を打てば次のターンに勝ちだし、ケルドの匪賊を巻き込むと世界火の解決後に本体1点を飛ばして勝利できる。
どれも前のめりな性能のカードばかりで、たとえ永遠衆と世界火を引かなかったとしてもそのまま殴り倒すことは十分可能だろう。


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最速最強を目指すデッキには欠かせない、「エターナルデボーテ」の立役者である山賊の頭の間に加え、唱えるのに赤マナのみ要求する苛立たしい小悪魔を走らせるためにハンウィアーの要塞も入れた。

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そしたらハンウィアー守護隊も欲しくなるので入れるよね。
変身ワンチャンもあるってぇ!やってやるってえ!


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ミスター赤単こと槌のコスさんは−2で赤マナをコスコスと出し世界火まで到達させてくれる貴重な存在だ。
4tに着地して、5tに山が5枚並んでいるなら10マナでレッツゴー世界火となる。
ただしケルドの匪賊などの仕込みがなにもないと、更地に槌のコスさんがいても意味ないし勝てない
運よく山を引き+1能力を起動してもクリーチャーになった山には速攻がないという、ちょっとお茶目なところがあるのがコスさんの魅力だ。
ちなみに更地にチャンドラだと+1の本体ダメージで勝てるが、マナを出す前に+1起動で世界火をめくってしまうと唱えられないなどこいつらみんな絶妙に噛み合わない。頑張って欲しい。




普段は自分で作り、自分で走らせ、自分で調整していった結果込みの記事シリーズであるのだが。
今回は持ってないカードが多くてめんどくなった新たな視点を募るため、広くこのリストをシェアすることにした。
赤単系のパーツをお持ちの方、クソデッキの波動で頭がおかしくなってしまった方は是非このデッキを作ってみてほしい。
全て焼き尽くし、焦土の中対峙する二人の魔術師…というカタルシスを味わいたい人には徹底的にオススメだ。




そして今回の記事は、マリガン機能を実装してみた。
もしこのデッキとこの記事が気に入らない場合、下のリンクをクリックしてみてほしい。
ここまで読んでくれてありがとう!



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