阿佐ヶ谷chillout

何もないから寒い

赤黒の神話レアの歴史

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破滅の刻の新カード、蠍の神が公開されました。
一応マジックでの2色の組み合わせでは赤黒に一番思い入れがあります、今の所という助動詞が付きそうですが。ラヴニカへの回帰からマジックを始めてテーロスブロックを経験してるぶん色の組み合わせにはかなり思い入れがある方だとは思います。でも毎回赤黒の神話レアが出るたびに「ああ今回も弱い…」と落ち込んでしまうので、歴史から考えたときにそれが本当かどうか調べて行こうと思いました。なるべく神話レアに絞って見ていきます。あと長いです。

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kindleで読んだ漫画振り返り

最近つっても1ヶ月くらいで読んだ漫画の中で思うところあったやつを少し書いたりします。ここ一月くらいアマゾンのセールに張り付きまくってて期間限定無料やセール品を中心に300冊くらい買ってますが普通に読み切れていない。意味とは。あまりに乞食ムーブすぎるので続きが読みたくなったやつはなるべくお金出して買って読んでるので再来月には破産の予定です。と思ってたら「ゲーム課金では自己責任で破産申請できない」という話がtwitterで回ってきたのでなるべく生きていこうと思いました。


学園伝説 ハサミ女 (別冊フレンドコミックス)
講談社 (2013-04-05)
売り上げランキング: 122,203
少女向けホラー漫画アンソロみたいなやつに載ってた漫画をまとめた短編集だけど全作品で少女たちの仲違い(アンタなんか本当は大っ嫌いだったんだよ!苦しめ!みたいなやつ)があってその上での毎度ホラーオチをするので続けて読むと遠雷顔不可避。ハサミ女ってタイトルでこの表紙だったらこのキャラクターが出てくるんだなって思って買ったのに巻末に載ってるエピソードで出てくるハサミ女って顔面がぐちゃぐちゃにハサミで切り刻まれたババアでとてもガッカリした。舞台も学園伝説じゃなかったしってかなんだよ学園伝説って!消費者庁に訴えたら勝てそう。


バレーボールしてる女性イズ素敵なのではと思って1巻読んだら細い線で青春ど真ん中の話を学校側の問題とか込みでするもんだから心が耐えきれなくなった。バレーボールの漫画はどれも設定を重くしないといけない法律イズなに?悩みながらもバリバリとスパイクを打ち込んでいく武蔵がバリバリと頑張るスポ根漫画を期待していたけどそういう風にはならず3巻で既に完結済OK


耐えきれず買って完結した5巻まで読んだけど作者の耐えきれなさが伝わってきてしんどかった。雷句誠先生のギャグパートはどうぶつの国読んでたときも正直全然よくわかんなくてテンポ悪いなと思ってたんだけど、今回は「みんなでバカやってふざけあえる元の学園に戻すために怪異を暴く」っていう名目が導入の時点で立ってたからギャグパートも意味のあるものに思えたし、何より3Dプリンターで戦う主人公って超熱いし面白くて好きだった、のに、なー。物語を無理に畳もうとせず突然の終了だったので、それこそ車田正美先生の『男坂』みたいにもっとBIGになってからぜひ自分の望む続きを描いて欲しい、けど、本当に筆を入れられないくらい嫌いな作品になってしまってたらそれも望めないだろうしつらい。少年マガジンのアンケートが今どうなってるかは詳しく知らないけど今は許さん。いいじゃんブスで笑っても!最終的に全然違う話になってしまったとしても僕は1巻のこの表紙の青空が本当に好きなんだ。


なんだかんだ続きが気になって買って読んでしまったがベストセラーのシール貼ってあったし売れてるみたいで良いですね、全編通して一回しか効かないトリックと演出のオンパレードなのでもっと話題になった後だとネタバレをそこそこ喰らうことでインパクト値にかなりの差が出る可能性があるので本当に先乗りしておいた方がいいです。サスペンス物って全部そうかもしれないけど


若干プレミアついてた時代に少し読んでたのがいまやKindleでしかもセールで全巻合わせて600円くらいで買えてしまって心底ビビった。全く知らない人に言っておくと「ワーッハッハッハ!ガチャン!前回のラブライブ!!」の元ネタの漫画。作中のプロレス黄金期自体はぶっちゃけ全然知らないというかそれこそ刃牙外伝とか浦安鉄筋家族のチャンピオン漫画やスト3とか鉄拳みたいな有名すぎるが故のパロディでしか知らない世代だけど、それだけの時代が違えど男の生き様には2017年でも胸を熱くするのでいい意味で男の子だなあと思う。お気に入りはハルク・ホーガン編。前回のラブライブ!の元シーンがまたいいコマなんだ、宿敵スタン・ハンセンが盟友になった後のシーンで。


K(ケイ) (アクションコミックス)
双葉社 (2016-04-15)
売り上げランキング: 257
雑記系のブログでよくある一巻完結の漫画まとめでかなり昔から鉄板で推されてたやつ、ついに読んだんですがメチャメチャにハードボイルドかつエクストリームだった。エベレストで過去を捨てた男が遭難者を助けるために黙々と登るんだけど登る山がどれも本当に無理難題の連続で、谷口ジロー先生の精巧な書き込みと合わさって久々に読んでて肝が冷え冷えペンタくんになってしまった。インポッシブルなミッションに黙々とこなすだけなら超人伝説ってことで終わるのに、無理だと思って逃げ帰ってしまった自分を許せずヤケ酒を煽るシーンがあったりと、Kの弱い部分も書いている…重みがある…行動でしか過去を精算できない…。


期間限定無料お試しとかでまあ結構な数読んでるものの、とりあえず最後までページ手繰っただけで内容に思うところゼロの作品もいっぱいあるぶん何か書き残したいなと思ったやつくらいはちょっとでいいから書いてアレしたい。オッスオラアレ。やっていきましょうか。

ステンレス の 氷 アイス キューブ 8個 セット


ヌートンの加藤さんの記事で見て以来ずっと欲しかったけど地味に二千円くらいして高かったのが一瞬amazonで千円くらいになってて安い!今だ!って買ったら意味不明な送料で結局2000円くらいかかった上にヤマトじゃなくゆうちょで送ってきたせいで受け取れなかったときの再配達の手間がかかったりとか散々でした。あとなにこの片言の商品名とタイトル…。飲み物は無事冷えたけど、冷えてないグラス+冷やしたステンレス氷の冷たさよりもグラスそのものを冷やすほうが多分冷えが上なので買うならステンレス真空断熱タンブラーがオススメです。さようなら。


KING OF PRISM -PRIDE the HERO-

kinpri.com

KING OF PRISM -PRIDE the HERO-、観てきました。観てしまいました。僕がネタバレ嫌い派なのを差し置いたとしても感想文は「ヤバい」「すごい」「黄色かった」しか言えないので、代わりにバルト9付近のカレー屋さんを紹介しようと思って調べたところ、「ライスで出て来る」「ビーフカレーがある」「バルト9から徒歩5分以内でいける」という3つの条件を満たすカレー屋さんは「カレーの店 ガンジー」しかなかったので、ガンジーを紹介します。


gigazine.net


実際に観終わった後にガンジーで食事したんですがアニメイトが近いのもあるのかFGOの話をする女性の方が居るなどしたので女性の方も行きやすいと思います。ピリッと辛いわけではないですがリンゴとはちみつは入ってないのでチーズのトッピングをするのが良さそうでした。あと下の階にあろうことか四文屋が入ってるので、キンプラのちカレーのち梅割りで三冠王を目指すのもグッドだと思います。
あと今回チケットを予約してくれたきぃさんの確認ミスで初回から応援上映に行ってしまったんですが、何の問題もなかったどころか満足感すごくて完全に大正解でした。きぃさんのファインプレーに拍手。24色対応の光るオタク棒を貸してくれたハイノにも感謝。まだ観てない人にも、前作観た人には初回応援上映がオススメです。その場合はなるべく日曜夜の人の多そうな時間帯が板。どうせ戦闘シーンのセリフ確認とか上映前のオーディオドラマや来場特典の関係で通常の上映も観に行くだろうし初手からエキサイトするほうが絶対いいですよ。あとは上映前オーディオドラマの周期で…レオくんが出るのがいつなのか……とりあえずなりきりうちわのために来週と再来週……

カイシゼミナール公開授業「有馬トモユキのデザインプロセス」

how-to-design.room-composite.com

カイシトモヤ先生のゼミの公開授業に行ってきた。毎年所謂「二次元もの」のデザイナーの話を聞く授業で、一昨年くらいからずっとカイシ先生のファンの子と一緒に参加している。今年は有馬トモユキさん。確か去年のBALCOLONYの染谷洋平さんもそうだったんだけど、具体的なデザイン部分の話は変態的な作り込みにただただ圧倒され放題だった。その前段としての「そうしようと思った動機」の部分が特に刺激的で、聞いてるうちに自分の中でどんどんやりたいことや知りたいことが湧いてきてヤバかった。以下は誰かに読んでほしい記事じゃなくて自分用のメモになるのであんまり気にしないでください。


・個々のデザインを有機的に繋げて行って「一貫した体験」を作ること=デザインの機能
グラフィックデザインはいつか全部つながるというカイシ先生の持論を僕も指示してやまないけど、デザインを繋げて機能させる手法についに辿り着いてしまった感が凄い。今思えば僕もずっとやりたいことはそれだって思ってタイポグラフィ・サイン・インフォグラフィックスの分野にその片鱗があると感じて学んでたけど最終的に見えてきたソレはもっともっと有機的な何かだった。多分ブランディングをやりたいって簡単に言ってしまうクラスメイトたちの中にも同じことをしたがってた人がいるんじゃないかと今振り返ると思う。Apple的な一貫したデザインをやりたかったってことじゃないかと…あとはゲームもコントローラーを握ってる間はずっと「一貫した体験」の中にいる気がする。そうなるとアルドノア・ゼロとかが最終的にどれだけのことを制御下に置いてたのかの比較をする必要がありそう。いまのところ「一貫した体験」は一貫した体験としか呼称できないのか、具体化しないほうがいいと僕も思うけど

・「一貫した体験」を作ることはアルゴリズムにはおそらく不可能=未来に残る仕事である可能性が高い
例に漏れず仕事でAI関連の分野に触れると必ず未来になくなる仕事の話にぶち当たるんだけどそのたび言うてデザインの仕事はなくならんよねとは思うもののどういった仕事なら残るのかがわからなかった、答えのピースを手に入れた。その上で自分のいまの立ち位置を考えるとこのままではヤバい感もすっごく。

・自分たちの専門分野に歴史を意識すること、着目してるけど明文化されてない歴史がたくさんある
・歴史が理解できると文脈に沿ったものが作れるし有能
自分にとってどうだったかを掘り下げてくうちに見えてきた過去のことがたくさんあって、分析したことをブログに書くことがとても意味あることに思えてきた。僕にとってのシスプリとかSDガンダムとかドリキャスのソフトとか書きたいことが無限にあって多分全部ちゃんと意味ある。フォスフォフィライトか?

・こうあって欲しいと思うことを一つ一つ実装していく(原点)
・実現したいビジョンのために自分の能力を客観的に把握する(自分だけではできないことがあると理解する)
芦名佑介さんが言ってたのと同じ。有馬さんも自分にとっての原点はこれですというところから話をしていてその後全体通して共感値がものすごく高かった。後者は僕は全然できてなくてカッコつけるし見栄は張るし他人は信じないしで最悪。ほんとうに良くない。

・所属も立場も違うけど自分が好きな人と仕事をしたい
仕事となるとものすごく理想感が出てくるけど「合わない人は合わない」とするのはローリーさんのインタビューと同じで、マジックをやることで何か精度が高まっていくといいなと思った。割り切りというか。

・属人性とチームの力
どちらも非常に感じるところがあるもののうまく繋げられない。何でどうやってそれが作られてるのかを細部まで分解していく必要があると思う。0→1の凄さと1→100の凄さの違いと同じか?1を2にしていく瞬間をもっと意識しないとなのか。


前半の「一貫した体験」の事はすごく納得が行ったので仕事的現状把握と今後を考える必要あり。後半のチームでの運用に関しては仕事に繋げられないかわりにマジックの中でやってみたいことがあって、その為には何か具体的なビジョンが必要だけどすぐにはまだ怪しい。あと仲間の探し方聞いておけばよかった。きっとこの二つを有機的に結びつける何かが見つかると人生が超面白くなりそう。
人と会って話すのは利しかないから動いたほうが絶対いいなと確信を持ちつつ自分より頭の良い人の話を聞くと脳が活性化するなーと久々に思いました。おわり

堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』

by カエレバ

今回は全然どメジャーな漫画の話なんであんまり面白くならない可能性もあるんですけどそれはそれとして基本的には好きな漫画ですので好きな話をします。連載開始第1話を読んだ瞬間に衝動的にアンケハガキ書いて帰りにポストに入れて「この続きが読めない世界はクソだ!許されざる!!」って思ったんですけど無事そのまま雪だるま式に人気が出て毎週楽しみに読んでいる、単行本も勿論毎回買っていた…とここで過去形になるのが今回の記事で、1話を読んだときの初期衝動のまま話をずっと追っていたわけなんだけれども、それが突然別の目的に変わってしまった瞬間があって、言ってしまうとトガさん…トガヒミコさんが現れた瞬間に作品の見方が180°変わってしまった。忘れもせん深夜に高円寺のよほろ亭から青梅街道を歩いて実家の布団までの帰路、改装し終えてすぐのセブンイレブンでジャンプ0時売りしとったのを買って読みながら帰る中に荼毘とともに出てきたトガさんの、そのインパクトたるや。ちなみに僕はガチで好きな子ができると全部苗字にさん付けからスタートする気持ち悪いオタクです。急に名前とか失礼すぎるにもほどがあるだろ。距離感わかってないクソ野郎がつ、つ、付き合おうとかマジでクソだろ。そのくらいはマジで好き果てしなく好き。100点満点で3000点くらい好き。一緒に喫茶店行きたい(こういうところにセンスの無さが出ますね)。ただ、ただですよ、この僕のヒーローアカデミアという作品はもともと出久くんの頑張りをお母さんみたいに頑張れー!ウオオー!!っていう熱で読んでいたわけで言うならば正の読み方をずっとしていたわけで、それをお前急にさ、敵じゃんだって、敵連合じゃん、じゃあ今度から毎週敵を応援するのかってなるじゃんだって、ヒーローが負けて陵辱される瞬間をずっと期待して妄想して想像して毎週ジャンプ買うのかってなるのかって考えるともうこれ以上は読めなかった。出久くんが心ブチ折れて敵サイドでずっとトガさんに血を吸われ続けるけどもういいか一番大事な人を救い続けて生きていくんだからってなってる想像をしたら本誌は耐えても単行本はもう手に取れなかった。昔(恐竜が生きてる時代くらい昔です)苺ましまろを読んでたときに美羽のウザさがエスカレートしていって進学のタイミングで人間関係の構築につまづいて鬱になって部屋から出られなくなってみたいな展開を友達に嬉々として話したらガチのブロックをされたことがありその感覚を未だに引き摺っているような気がしている。この呪いはその後それらの交友関係が終了したのち蛸壷屋のけいおん同人誌やふじ・きりお先生のプリキュア同人誌(「つぼみ以前」)を読んでだいぶ緩和されたものの、それまでにこじらせた性癖と最強タッグを組んで僕のことを攻め続ける。そういう感じで引越しのときに単行本をよほろに全部あげて最終的にはよほろの生活費になったらしいと聞いてるけどジャンプ+の無料分で久しぶりに最初っから読んだら超〜〜面白くてセールでもないのにKindleで全巻買ってしまった。再来月に破産申請をする予定です。Amazonに殺される…。iPhone6の画面で久しぶりに会ったトガさんはねえ昔と同じで可愛かったけども、僕が単行本を買わなくなった間に絵描きの間でトガさんがそこそこブームになってトガさん好きや!って言いながら描いてる人が何人かいたんだけど、言うて僕はその人らの絵があんまり好きじゃなかったんで、そういった反動もあって昔ほどぐっと来ることはなかった。絵っていうかトガさんへの認識にどうにもならん差異があってキャラ的にはまだバックボーンなんにも語られてないキャラだから個人の想像でしかないんだけど巷で連続発生してる失血事件の容疑者なのに逃走向きの個性あるとはいえ悠々と逃げ切ってるくらいの知性のある子が口べちゃべちゃに汚してモノ食うかっつーんだよオイマジで。フジャッケンナフジャッケンナ!連続事件に大事なのは戦闘力より知能。言うてそこまで衝動的でないからこそステインに憧れて敵連合に来た的な感じだろそうだろ。オモコロのサイコパス診断ならトガさんは絶対ドリンクバーでアイスティーとか飲まないでしょうね。かといって何を飲むかと聞かれると意外と当てはまるのなくて難しいんですけど、僕はオレンジジュースか野菜ジュースを初手で飲むことが多いのでトガさんも同じだといいなあと思います。そもそもサイコパスではない可能性があるけどね、連続失血事件って殺してるのか殺してないのかよくわからないしな…でも「最後はいつも」って言ってるしな…。ここまで書いておいて何ですけど僕のヒーローアカデミアを読んだことないのにこの文章を読んでしまった人は多分僕のヒーローアカデミアを読まない方がいいです。必要以上に偏見が含まれすぎた…反省はしています。代わりに『6年3組のその後』を読んでください。オススメですよTHE DAY HAS COME。



6年3組のその後